(※お金に余裕がある人には、当てはまらない内容です)


新築のセールスマン時代、


モデルルームや内覧会に

見学に来たお客様への

私の常套句3つ!



「持ち家は賃貸よりもお得ですよ!

家賃並みの月々の住宅ローン返済で

資産が残ります。


賃貸だと、

どんなにお金を払っても

自分の物にはなりません!」




「お子様を広いところで

育ててあげたいのが

親の誰もがの共通の思いですよね!」




「釘一本すら自由に打てない賃貸住宅なんて

ストレスで嫌じゃないですか?


賃貸住宅だと

かわいいワンちゃんやネコちゃんの

ペットも飼えないですし。






でも、

私の個人的な意見ですが、


新築住宅は

買ってはいけない。


若い時に持ち家の必要はない。

高額の借入ローンを組んではいけない。


それでも

持ち家を買うならば、

せめて老後になってから。


老後に

ずっと賃貸だと心配だ!

って人もいると思います。



そういう人は、

老後のトカイナカ暮らし用

として

中古の平屋戸建てとかの

経済負担が少ない案件なら

いいと思います。


子育てが終わり

老後のお金の見通しが立ってからならば、


年金生活で自分の老後を過ごすための

安価な持ち家の購入も

ありだと思います。



老後にずっと賃貸住宅だと、

保証会社の審査が通らないとか

緊急連絡先などの問題などで

オーナーや管理会社に

入居や更新を敬遠される場合がある。






アラサーからアラフォの

仕事と子育て中心で

アクティブ効率化を優先する時期と、


還暦定年後の

シニアゆるめ年金生活時期の住まいは

役割が違う。



ハッキリ言って、


若い時は職場や学校などの

通勤通学に便利なエリアの賃貸で充分。


シニアになったら

トカイナカの賃貸か

階段がない平屋の安い中古住宅に

住み替えるのがいい。


若い頃に多額の長期ローンを組むと、

老後住まいの住み替え資金が出ない。



25歳や30歳で

35年の住宅フルローンを組んだら、

支払い完了は60歳とか65歳。


その35年間に、

給湯器や換気扇や食洗機やエアコンなどの

住宅設備の修理や交換や

屋根や外壁塗装や庭の整備や

水回りリフォームが発生して

なかなか貯蓄にお金が回らないことを、


住宅営業マンは

教えてくれない。


保障期間や

無料メンテナンス期間が終わった後に、


敷居や鴨居やドアの緩みや溝の減りや

丁板や戸車の割れや鍵の壊れが発生することも、


住宅会社や不動産屋は教えてくれない。


子育て時期でお金がかかる時に

維持やメンテナンスや修理にお金がかかることを

銀行マンは教えてくれない。



大家さんや管理会社が存在する賃貸とは違い、

持ち家だと

何かあったら

全て自分で対応したり手配したり

やらないといけない。


そのあたりは

都会でも田舎でも一緒。


病気、ケガ、

家族や親族のアクシデントに巻き込まれたり、

ローン金利変動、

食料品の輸入難での物価上昇、

不景気、転職、親の介護など、


長い未来には

色々と不確定要素が

たくさんあるから、


若い時に

35年もの住宅ローンを買うリスクは

大きい。


それに

若い時に住みたいと思う人気エリアの

マンションや新築住宅は

高い!


だから

買える範囲で妥協するために

駅から離れたり

郊外や田舎の実家に新築する。




住宅ローンを組む状況にある人って、


新婚や子どもが生まれたりの時期の

幸せな状態の人!

(私もそうだった。)


そんな時期の人に


家を買うな建てるな!

冷静になれ!


と言っても

耳を貸さないだろうし

無駄だろうけれど、


賃貸なら

固定資産税も払わなくていいし

草刈りもしなくていいし、


町内会の会合や奉仕活動にも

出ないで済むかも。

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