住宅営業マンが営業会議で、よく上司から言われることベスト5


1.今週末もアポイント商談がないのか?アポイントを取れ!
(見込客からプラン作成依頼申込を取れ!、現場見学、資金計画のアポ、金融機関へ同行)出来るだけ家族が全員揃った時間に連続アポイントを取れ!接触期間をあけると顧客のやる気が低下するぞ!アポイントが取れないならアポイントを取るための行動をしろ!

2.行動量が少ないから成果に結び付かないんだ!数をこなせ!日報出せ!報告書出せ!
(面談数、アポイント商談数、ポスティングやチラシ配りの枚数、電話やDMの数、飛び込み訪問の数)→表に記入して報告→上司印←上司も面倒くさいから、ろくに見ないでメクラ判

 モデルハウスや見学会来場者アンケート取得率のアップ(無記名見学や商談数を無くす←アンケート用紙に名前と住所、電話番号を書いてもらう)
   ↓
 契約数の増加 ※確率論、数の原理でいくと、たくさん接客してたくさんアンケートを取得すれば、その中の何パーセントかのお客様は、契約できる案件である!←理屈では。でも、そもそも、そんなに簡単に家を建てるお客様が向うからは来ない。少ないお客様を複数の営業マンで取り合う。上司が部下のお客を奪う又は、上司が部下との共同の成果にして(上司が)自分の査定を確保。

3.とにかく長時間接客しろ! モデルハウスに見学に来た人を着座させて情報を聞き出せ!着座させるには、お茶を出すこと!子供が飽きないように遊ぶものを用意したり、別の社員が相手をしろ!ディスプレイに工夫を凝らして立ち止まらせて会話の糸口を探れ!)特に初回接客は大事だから、次回のアポイントを必ずとるような接客をしろ!
→マニュアルにこだわり、あまりしつこく接客すると、「あのー。用があるので、そろそろ帰ります」とか、「また検討しておきます」で逃げられて、次回のアポイントは取れない。説明や質問ばかりではなく、相手が欲しがっている情報を提供するなど、その場に応じた判断が出来ないと、顧客が逃げていく。

4.今月の見込客は? 今月契約する顧客名は?契約予定日は?その顧客の次回のアポは?←おまえじゃ心配だから、一緒に行ってやる!追いこんでプレッシャーをかけないと、危機感がない営業マンは必至にならないからなぁ!

5.とりあえず契約してもらってから、内容を詰めろ! 受注しないと成績にならないぞ。給料カットだ!ペナルティだ!
→お客様にむかって、本当に、「契約だけしていただけないでしょうか?」なんて言う営業マンが出てくる。「あなたの契約なんて、私には関係ないわ!」(お客様)





これらのことを、社長から、営業部長から、支店長から、店長から、主任から、リーダーから毎日のように・・・営業マンは言われるのです。

そして、ハウスメーカーやビルダーから独立して、営業コンサルタントの会社を経営している講師からも、同じような理屈の研修を受けます。

で、それども契約(営業成績)が上がらないと・・・、「本人のヤル気が足りない」とか、営業マン自身が追及される。反省のコメントは、「行動量の不足でした。次月は、前月以上に行動量を増やします!」と、お決まりのパターン。

上司も営業コンサルタント会社も責任は取らない。


営業マンに、営業テクニックやプレゼンツールや営業レターDMの作り方をノウハウとして教えてあげるけれども、育ててあげないわけです。


「分かっちゃいるけれど、成果が上がらない・・・・」という、営業マンが実際に抱えている現実の具体的な問題があるわけですから、そこに踏み込んで、個々の営業マンの問題点を解決してやらないと、そもそもモチベーション(ヤル気、意欲)が向上しないわけですから。


私も、かなりの住宅営業系の研修を自分で受けたり、社内の研修企画担当者として営業マン達に受講させたりしました。。


教えることは、誰でもできる。でも、育てることは、愛情がないと出来ない・・・・。



教え方も方法手段いろいろ。一番レベルが低いのが、こんな ↓ 感じ。

【支店長】:教えても自分の成績にはならないし、給与査定にも関係ない →部長に丸投げ →課長に丸投げ →店長に丸投げ →チームリーダーに丸投げ →【チームリーダー】:面倒くさいから口頭で1回しか本人に説明しない ←「この前、教えただろ?何回同じことを言わせるんだ?」「教えてもらったら、メモを取れよ!」←教えてもらってる最中にメモなんかとっていたら、「話を聞いてるのか?」なんて怒るくせに。。
  ↑
毎日覚えることがたくさんで、言われた業務をこなすことが精一杯で気持ちに余裕がない新人は、すぐに物事を吸収できない。(ただでさえ、毎日、ノウハウばかりを叩きこまれて、ロールプレイ訓練ばかりして頭でっかちになっている)それでも、上司の愛情を感じれば、部下は上司についていく。



けれど、部下の人材育成よりも、明日の自分の給料を確保することを優先しなければならない上司が、部下に愛情を注いで育てることなんて、難しい。実際は、目先の利益が大事ですものね!目先の利益(歩合)が大事だから、歩合給がもらえる営業マンの仕事を選んで生活しているわけですから。


営業現場が、こんなかんじなのだから、

営業最先端から逃げて楽をしようと企てて、起業独立した(山ほどいる)営業コンサルタントが研修や出版物で理屈&理想を立派に唱えても、現実変革を起こせる”内容”じゃない ← 観念論

会社がいくら社外から講師を招いて営業研修を実施しても、営業マンたちは、その場しのぎ&聞き流しをする。


あなたの会社には、「プラン(計画)、ドゥ(実行)、チェック(確認、見直し、検証)が大事です!」って言葉だけで教えるだけではなくて、営業マンと一緒にプラン(計画)を立てて、一緒にドゥ(実行)してあげて、一緒にチェック(見直し)してあげる上司って、いますか?


「俺は、苦労して自分でやってきた!だから、お前も苦労しろよ!」と、過去の栄光を上司が部下に話すだけでは駄目です。部下は、あなたとは違うのですから。