(『未来対話』より)
178 完
ー「私たち師弟が”題目で固く強く結ばれている”ということは、どういうことでしょうか」という質問がありました。
今(2014年)、若田光一さんが船長として乗り込んでいる国際宇宙ステーションが、遥かな天空の軌道を回っています。
遠く離れていても、地球の基地とのやりとりは、電波を使って見事に行われます。
発信機が出す強力な電波を、受信機で受けます。受ける側がスイッチを切らなければ、確実に届きます。目には見えないけれど、間違いなく、つながっているのです。
心と心、生命と生命も同じです。私は、未来部のみんなの大成長を信じ、大勝利を信じて、毎日毎日、題目を送り続けています。
御書には「題目を唱える声は、十方世界(宇宙)で届かぬところはない」と説かれるように、最も強い生命の波動です。
だから、みんなも、自分自身の大成長と大勝利を確信して、題目を唱えてください。
師弟一体の祈りです。間違いなく、つながります。
たとえ今、自信が持てなくても、何も心配する必要はありません。努力の人には、必ず「自信の太陽」が昇ります。
大聖人は、「師匠」と「弟子」の心が一致すれば、何事でも成し遂げることができるという方程式を示してくださっています。
戸田先生は、私を信じてくださいました。
私も、「戸田先生の弟子なんだから、不可能はない!」と、自らに言い聞かせ、戦ってきました。
当時は「不治の病」といわれていた結核も乗り越えることができた。
どんな迫害にも屈することなく、あらゆる場所で、戸田先生の弟子として、厳然と勝利の歴史を残しました。
もちろん、若い時代は、常に心が揺れ動きます。自分のことが嫌になる時や、可能性を信じられない時だって、あるでしょう。それでいい。
私が、その分、いや、それ以上に、みんなのことを信じている。見守っている。祈り抜いている。
元気に、明るく堂々と、前進してもらいたい。
私たちは、いつでも、どこでも、心で対話ができる。一緒に悩んで、一緒に前を向いて、一緒に勝ち進んでいこう!
みんなには、断じて朗らかな大勝利の青春を進んでほしい。喜びにあふれる幸福の人生を飾ってほしい。これが師匠の心です。
みんなが歩んだ一歩が、そのまま、黄金の師弟の道になる。
さあ、出発しよう!
共に歩む勝利に道へ!
(『未来対話』終了)