(『青春対話』より)
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正直でいいね。しかし、トルストイやゲーテに感動しないというのは、トルストイやゲーテが悪いのではない(笑い)。
古典というのは、つり鐘みないなもので、小さく打てば小さな音しかでない。
大きく打てば大きく応えてくれる。こちらの力次第なのです。
どうしても難しいと思うところは二、三十ページぐらい飛ばしてもいいと思う。
後で内容がわかってから、飛ばしたところに戻って、読み直して理解すればいいんです。
要するに、何かを”学ぼう”という気持ちがあれば、必ず「宝」を見つけだせるはずです。