(『青春対話』より)
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「どういう職業がいい職業か」というのは、難しいですね。
就職に、あまり悩む場合には、一番身近な、手っ取り早いところから上ってみることも考えてはどうだろうか。
経験をしてみるということです。
また、大手の会社や官庁がよくて、小さい工場がよくない、つまらない、というような考え方だけで就職しても、現実はそうではない場合が多い。
就職してみなければわからないことが多い。
人間が千差万別であるように、会社も千差万別です。
だから、自分を強く、賢く、どこへ行っても、そこで「すべてをマスターしていこう」「生活の力を勝ち取っていこう」
「名より実を取っていこう」「自分を掘り下げていこう」という意識が大切です。
そして、その場で、「かけがえのない人」になっていくことです。