片思い
最初にお断りしておくと、このブログは今現在の話ではないです。
季節的な進行は合っているけど、基本的には大昔(約20年前)です。
音楽や時代背景が現在とは違っているけど、それを踏まえて読んでもらえて、なんらかの書き込みがあれば嬉しいと思い書こうと思いました。
Amebaでブログを始めよう!

軽薄

本屋のアルバイトといっても、大型書店ではなく、ちょっとした本屋...って感じの大きさだから、アルバイトの数は夕方から閉店の10時までは2~3人っていう規模だったから、レジの中では二人で話す時間がたくさんあった。

高校までは、女の子と話すのは苦手だった僕だったけど、大学へ行ってからはなんだかちょっと吹っ切れた感じで、軽薄こそモテる..的な勘違い男だったから、ゆっくり仲良くなるというよりは少し話したらすぎに「飲みに行こう」だの「デートしよ」だのダメ元で言っていた。

中3で女の子に好かれない...ってトラウマになったのになぜ軽薄?って思うだろうけど、その時も中3よりは多少痩せたとは言え太っていたし、中学3年のトラウマはしっかり根付いており、その軽薄さは「女なんて真剣に好きになるか!軽~く何人もの女をはべらせてやる」って、トラウマが変な反動になって出ているものだった。

時代もバブルに誰かが空気を入れ出した頃だったし....

出会い

彼女との出会いは、僕のアルバイトをしてる本屋に彼女が面接来たところから始まる。
チラッと見ただけだけど、僕の心はめちゃめちゃ動いた。

僕は、大学2年生だけど、恥ずかしながら今まで彼女といった存在は居ない。

飛び抜けて明るい訳でもないと思っているけど、暗いわけでもないと思ってる僕だけど、見た目で女の子に対してコンプレックスを持っているから、女の子に対して積極的になれない。

中学3年の時に、当時好きだった女の子と話している時に、どんな話からその話になったのかは覚えていないけど、どんな異性が好きだって話になった。

僕は、彼女が好きだったから、彼女のタイプに合った理想像を話していたんだけど、その中で彼女は一言「わたし、顔はどんなんでもいいけど、デブだけは嫌い」って言い放った。

今も痩せてはいないけど、その中3の時が人生で一番太っていて、その事を気にしていた僕にはすごくこたえた言葉だった。

それから、太っていることがすごくコンプレックスになり、かといって、その頃よりは背が伸びたおかげで多少痩せたけど、初めて会う人に「細いですね」なんて言われようもないぐらいの体形を維持してしまった僕は、その一言がトラウマになり「ガリガリの体にならない限りは女の子に好かれない」という思いが強くなってしまっていた。


面接に来た彼女は、僕のコンプレックスを吹っ飛ばして「あの子と仲良くなりたい!」って思わせるほど、自分の好みにあった女の子だった。

ちなみに、僕の好みは、背が高めですっきりした体形をしていて、顔立ちもさっぱりとした感じが好みだった。

彼女はまさにそこにあてはまるタイプで、店長が「来週から今の子がアルバイトに来るから」って言われた時は、いつが彼女の出勤日なのか分からなかったから、週3日だったバイトを7日にしたかったぐらい..

僕の出勤日と彼女の初出勤がちょうど同じで、いつもはアルバイトに行くのは楽しくなかったのに、その日はすごく楽しみにアルバイト先の本屋に行くことが出来た。