実家の片づけ その1 | 水疱性類天疱瘡物語

水疱性類天疱瘡物語

水疱性類天疱瘡の疑いあり、からはじまる物語

昨日は夫の実家の片づけにいってきました。

 

夫の両親はふたりとも健在です。

半年ほど前に、老人ホームに入居しました。

 

空き家となった実家は、警備会社のサービスをつけています。

 

時々、残ったものの整理に通っていましたが、8月9月は緊急事態宣言もありましたし、私の湿疹・水疱問題もあったので、8月の前半に行ったきりになっていました。

 

実家の片づけは、去年の7月からとりくんでいました。

 

10年ほど前から、義母に認知症の症状があらわれていたらしかったのですが、義父が介護していました。

 

良妻賢母の鑑だったような義母が、無気力になり動かなくなってしまったのです。

 

今96歳の義父ですが、家事も介護も一人でがんばっていました。

 

私も手伝おうとしたのですが

 

「大丈夫です」といって

 

訪ねた私たちがもてなされて帰ってくるような状況でした。

 

掃除と買い物は、ヘルパーさんに頼んでいるので、大丈夫、と言っていました。

 

けれど、昨年の緊急事態宣言があけて、訪ねた時に、これはけっこう大変な状況になっているのではないか?と思うところがいくつかありました。

 

数日後に電話で話した時に義父が

「散らかっているけど、こんな状況なのでね、、、」

というので、

断られるのを覚悟で

「もしお義父さんが嫌じゃなければ、私たち夫婦で片づけのお手伝いに行きますけど、、、。」

と切り出すと

 

「きてくれるとありがたい。もう私の手におえなくなってきているので。」

 

と、はじめて、お手伝いの許可が下りました。

 

義父は、いずれ家を処分して老人ホームにうつるつもりだから、

不要なものを処分して、なるべく家を空っぽに近い状態したい。

とのことでした。

 

体力的に、膨大な量の物を処分するのは無理だと。

 

今まで何度かお邪魔した時に、片づけようとしたこともあるのですが、

認知症のご義母がちかよってきて、じ~っとみるので

「いろいろ家の中を触られたりいじられたりするの嫌なんだろうな~」

と思って、あまり手をださないようにしていtました。

 

特に私が台所に入るのは嫌なようでした。

 

気持ちもわかるし。

 

なので、ずっと気の利かないお嫁さんで、ノータッチでいました。

 

最近はリビングダイニング以外の部屋に入ることは(若い頃やこどもをつれて泊まりに来た時など入っていましたが)なかったのですが、

義父が「今日はここをやって」と指示を受けた部屋をかたづけることになりました。

 

5LDK+増築した書庫、という結構な広さのある家です。

 

老夫婦二人の暮らしにこれほどまでに物が詰め込まれていたのか、と驚くことになりました。

 

まず、使っていない和室から。

 

基本的に、きちんとした義両親なので、汚い、ということは一切なかったです。

 

すべてにおいて、きちんとしてらっしゃる。

 

なんでも、きちんと、とっておく。しまっておく。

 

和室には、大量の箱がありました。

 

贈答品の類いです。

 

我が家から送ったものもありました。

 

箱をあけて、中を確認して、空なら畳んで、

中身があれば、取り出して、、、、、

の繰り返し。はてしなく続きます。

 

それらは空き箱のことが多かったですが、もらったまま手をつけていない瓶詰や缶詰なども多数ありました。

 

この作業は1回ではおわりませんでした。

 

 

その次に、膨大な紙類の整理でした。

これはあらゆる部屋になりました。

 

最終的に資源ごみに出すのですが、

義父がかかわった関係の、会報誌とか雑誌、手紙類、書類。

 

これらをサイズ別に分類し、しばって資源ごみに出すのですが、これも相当な時間を費やしました。

 

途中別な用事も頼まれることが多いので、なかなか進まなかったです。

 

表層に現れている空き箱や雑誌や紙類をとりのぞくと、また次の箱や雑誌がでてくるのです。

 

これは、決してちらかっているのではなく、きちんと整頓されたうえでのことなので、相当な量があったということなのでしょう。

 

これを90すぎた老人がなんとかしようとしても無理だったろう、と思います。