水泳について思うこと | 毎日読み聞かせ in アメリカ

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アメリカ永住組。ひとり娘(2013年生まれ)の日本語はどうする?とりあえず毎晩読み聞かせをやってます。子育てをするなかで驚いたことや気づいたこと、アメリカの公立学校のこともつづっていきます。

小学校4年生の男の子が

水泳授業中に亡くなったという

ニュースを聞きました。

 

心からお悔やみ申し上げます。

 

今回事故のあった水泳授業では

36人の生徒に対して

教頭と2人の担任、計3人が

引率していたということでした。

溺れた場所の水深130センチで

小4の子どもにとっては

まっすぐ立っても水面に頭が出ない

深さだったのかもしれません。

 

うちの娘は毎年夏休みの期間だけ

スイミングレッスンを受けています。

そこのプールでは

常時3名のライフガードが

水面を見張っています。

 

スイミングレッスンは

最大6名と小規模なので

ライフガードは必要ないように

思えるのですが

クロール50メートルの時

娘の後ろを泳いでいた女の子が

急に水中でもがき始めました。

ライフガード2名が

すぐ飛び込んで救出し

その子は何事もなかったかのように

また泳ぎ始めたので一安心。

息継ぎのタイミングが合わなくて

口と鼻に水が入って

パニックになってしまったそうです。

 

50メートル泳げる子でも

溺れるときは溺れます。

 

高知市立の60の学校では

今年の水泳授業が中止になりました。

事故を軽く見てはいけないけれど

プールを楽しみにしている子も

きっと多いはず。

 

小学校と中学校のプールでは

水深が異なっているのだから

ポンプが壊れていたからと

中学校のプールを借りるのではなく

ポンプが直るまでは中止、

でも業者が最優先に

その小学校のポンプを直す、

といういことではダメだったのかな

と本当に残念です。

 

アメリカの小学校には

水泳授業がありません。

日本の小中学校にはあると言うと

多くの人が驚きます。

そしてうらやましがります。

 

でも、現場の先生には

とても負担の多い授業でもあります。

だから国や自治体には

子どものためにもっとお金を

出してほしい、と

心から願います。