SAKAMOTO'S SWIM CLUB | 毎日読み聞かせ in アメリカ

毎日読み聞かせ in アメリカ

アメリカ永住組。ひとり娘(2013年生まれ)の日本語はどうする?とりあえず毎晩読み聞かせをやってます。子育てをするなかで驚いたことや気づいたこと、アメリカの公立学校のこともつづっていきます。

以前、図書館のおススメコーナーで

見つけた絵本↓

 

それから3ヵ月

おススメコーナーにはコチラの

絵本が置かれていました↓

 

この絵本では

主人公のサカモト先生が

日系人である、ということには

触れていません。

なので、うちの娘にとっては

 

あるひとりの

アメリカ人水泳コーチ

 

のお話。

 

娘はアメリカの3年生で

ジョージア州の地理や歴史は

社会科で習っていますが

他州のことはまだです。

だからハワイ、しかもマウイ島

と言われても

良く分かっていませんでした。

 

ハワイにはたくさんの日本人が

サトウキビ畑で働くために

移住した

 

ということを説明してから

この絵本を読ませました。

 

 

朝から晩まで親は働き

サトウキビ畑の水路(Ditch)で

水遊びをしていた子どもたちを見た

サカモト先生は水泳を教えはじめたこと

 

サカモト先生は

6年生に理科を教える教師で

水泳の専門家ではなかったこと

 

水路の流れに逆らって泳ぐことで

(swimming against the current)

強い選手を育てたこと

 

サトウキビ畑の水路の水は濁っていて

全く恵まれた環境ではなかったこと

 

1940年夏のオリンピックは

東京で開催される予定で

それを目指して

Three-Year Swim Teamを

作ったこと

 

1937年に日中戦争がはじまり

オリンピック開催都市が

東京からヘルシンキに変更され

さらに1940年大会は

キャンセルになったこと

 

多くの全米選手権覇者や

オリンピアンを育てたことで

サカモト先生は

国際水泳の殿堂(Hall of Fame)入りを

したこと

 

サイエンスの先生なのに

すごいねウインク

 

というのが娘の感想。

 

娘と一緒にこの絵本を読んで

私も多くのことを学びました。

Three-Year Swim Teamというタイトルの

本も出版されていました。

 

 

 

 

先週、学校のリーディングの時間で

この絵本が紹介されたそうです。

知ってる絵本だったから

よく分かった、と娘は言っていました拍手

 

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