わすれられない おくりもの | 毎日読み聞かせ in アメリカ

毎日読み聞かせ in アメリカ

アメリカ永住組。ひとり娘(2013年生まれ)の日本語はどうする?とりあえず毎晩読み聞かせをやってます。子育てをするなかで驚いたことや気づいたこと、アメリカの公立学校のこともつづっていきます。

 

海外で暮らす子女に配布される

国語の教科書は光村図書です。

 

この絵本は

東京出版の教科書に

掲載されているそう。

光村図書では小3の教科書巻末

「この本、読もう」リストに

載っています。

 

娘がもっと小さかったころは

先取りとして

『おむすびころりん』や

『おおきなかぶ』を読みましたが

この絵本に関しては先取、というより

良書なので長く読んで

記憶に残して欲しいと思い

買いました。

 

賢くてみんなから頼られるアナグマは

自分が間もなく死ぬということが

分かっています。

 

アナグマは、

死ぬことをおそれてはいません。

死んで

からだがなくなっても

心は残ることを

知っていたからです。

 

アナグマ、達観してるなおねがい

 

始めのうちは、

みんなアナグマの死を

ただただ悲しむだけでしたが

やがて

アナグマが残してくれた知恵や思い出を

語り合うようになり

アナグマから習ったことを使って

助け合うようになりました。

 

残されたみんなが悲しむだけではなく

故人との楽しい思い出を語れるように

アナグマは

たくさんのおくりものをのこした、という

お話です。

 

娘の反応はまだまだ微妙です。

まだ身近な「死」を経験していないし

漠然と死=悲しいもの、とだけ

理解しているので

こういう反応は仕方ないと思っています。

 

ところで私は

周りの人に残すような知恵はないので

ただ、娘が困らないように

ポジティブな生前整理をの1つとして

後片付けをぼちぼちやっています。

 

『100万回生きたねこ』や

『ビロードのうさぎ』など

死ぬことや永遠の別れについての

絵本を今も時々読みます。

 

 

 

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