かぜとわたし | 毎日読み聞かせ in アメリカ

毎日読み聞かせ in アメリカ

アメリカ永住組。ひとり娘(2013年生まれ)の日本語はどうする?とりあえず毎晩読み聞かせをやってます。子育てをするなかで驚いたことや気づいたこと、アメリカの公立学校のこともつづっていきます。

 

この絵本は先日書いた、ぼくのくま、という絵本と一緒に今から3年ほど前、まだ娘がプリスクールに通う前にフリーマーケットで買ったものです。

内容も全くわからなかったのですが、当時はとにかく絵本を集めていて、内容を読んでから買うかどうかを決めるというよりは、どんなジャンルの絵本でも娘に読んでやりたいと思っていました。アトランタ近郊には多くの日本人が住んでいますが、以前住んでいたカリフォルニアのように日本の本屋さんとか、古本屋さんとか日本の絵本を扱う図書館はないので、ガレージセールやブックフェアで古本を買うか、日本から高い送料を払って新品を買うか、一時帰国の時にまとめて買ってアメリカに持ってきて、読み聞かせをするしかないという事情もありました。

動画をうまく利用する、という方法もありますが、紙の本で直接読んでやりたいというこだわりもあったので、年齢に合っていそうな本なら中古でそんなに高くないし、とりあえず買っていました。

 

この絵本の内容は、女の子がおりがみや帽子を飛ばし、髪の毛をぐしゃぐしゃにする『風さん』に「だいっきらい」と言って泣きます。すうと風は止みます。でも全く風が吹かないと、風車は回らないし旗はしょんぼりしているし、、、。そこで『風さん』に「ふいてもいいわよ。もうだいっきらいって言わないから」と仲直りをするのです。そして女の子は思うのです。『風さん』は私と遊びたかったのかしら、と。

 

3歳ごろから娘は、モノを擬人化することを始めました。『雨さん』『風さん』、人形も生きているかのように扱い始めました。

人もモノも大事に扱うことを教えてくれた絵本でした。