実は知らない証拠隠滅のホント。 | 琵琶湖を愛する歯科医のBlog

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17年振りに滋賀県帰ってきました(^^)

証拠隠滅。







名探偵コナンから、某真理教までが使用するこの言葉。




じゃ、そこのアナタ。

この意味は?






“ある事件に関する証拠を、消滅または偽装することです。”と答える。













ブー!! 残念!!






はい、ハズレですな。



正解をこの際、知っときましょ。





証拠隠滅罪】 刑法第104条


他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、もしくは変造し、または偽造もしくは変造の証拠を使用する罪で、2年以下の懲役または20万円以下の罰金に処せられる。証憑湮滅(しょうひょういんめつ)罪ともいう。




そう、つまりは他人の刑事事件に関する証拠を隠滅しないと、証拠隠滅罪とはならないということ。

もっぱら自分の為に証拠を隠滅したならば、証拠隠滅罪にはならない(共犯者でも)という判決も過去に出てるみたいや。


よく『お前が自分で証拠隠滅を図った』とか言ってる教師やら、刑事がいるけど、あれは自分のことを無能だと証明してるようなもんやな。

ちなみに、証拠隠滅罪と、犯人蔵匿罪はどっちもそれを行ったのが犯人の親族であった場合、その親族に対する刑は免除できるという特例が同105条に記載されている。



市橋容疑者のお父さんが、仮に知ってて犯人隠匿してたりしても、不問なわけです。