私は、
猿腕とスワンネック変形をする指、
そして
全ての爪ではないけれど、
不気味な形の爪で生まれた
その姿を見た母は
娘はこの"手"のせいで
これからの人生が不幸になる
って思って
生んだ初日に泣いたんだ
*
*
*
私は生まれたその日から、
ピアニストのアンドレワッツの弾くラ・カンパネラのCDを、どんなにギャン泣きしていたとしても、赤ちゃんの頃は毎日毎日枕元で聴かせてもらっていたそうで、
そのおかげからか、
世界で一番弾きたくないランキング1位の曲が、
ラ・カンパネラだった
なぜなら、
スワンネック変形をする指の影響が、
モロに出る曲だから
*
実の父が18歳のときに亡くなり、
その2週間後から、
実の父と入れ替わるかのような形で、
今は亡き恩師の種田直之先生に習い始めた
先生でもあるし
親のような存在だった種田先生
そこから10年ご指導していただいた
1番最初のレッスンで、
ずーっと疑問だったことをすぐにサラッと解決させてくれて、
私にとって感動でしかない青天の霹靂の思いをしたレッスンだったのだ
そして種田先生は
私がスワンネック変形をする指だとすぐに見抜き、
"指立て伏せ"というトレーニングを毎日必ず両手全指1日1時間、習い始めてから2年間やって、
演奏中は、弾いてるさいちゅうは、
ほぼほぼスワンネック変形することが無くなった
スワンネック変形をする指は、
少しの力加減で簡単に変形をしてしまう
だから、
いつもいつも、
指立て伏せの効果はあるけれど、
指の力加減をきにしながら弾かなければ、
変形をし、そこの音が鳴らないという、
演奏における大惨事がおきてしまうのだ
さらには猿腕だから、
鍵盤にかける重みやアクションスピードのコントロールでひとつひとつの音を理想の音色にするのだけど、
猿腕の肘が開く角度の関係から、少し肩関節を上げたり、手首が上がったり、あらゆる部位の調整をしながら弾かなければならない
それでも理想の音色を求めて、
あきらめず、
調整しながら、
弾いてきた
恩師の種田先生からは、演奏のこと音楽のこと、
心ゆくまで教えてもらえた
ただ、私自身、
本当の本当は、
スワンネック変形をする指を気をつけながら、
猿腕の調整をきかせながらの音は
限界を感じる
もどかしさが消えなくて
その中でも、演奏作り、音色作りは
無理やり納得いけるように弾いてきたんだ
*
*
*
2011年に種田先生が亡くなって、
これまでにない悲しみが私に襲いかかった
こんなに悲しいことはない
実の父が亡くなってから
ここまで悲しくなる人の死からの悲しみは
もう絶対したくなかった
その悲しみから食べれなくなり
私の体重は34キロになり、
離婚やそれ以外にもあらゆる悲しくてどん底の気持ちになる出来事が、
次から次へと起きたんだ
そうしたら
それからしばらくしてからだけど
Happyちゃんのブログにたまたま行き着いた
②につづく