私は猿腕で、スワンネック変形の指をしています。
そして親指と人さし指は、変な爪をしています。
これらは父方の遺伝。
私が産まれた初日、
母は私の爪や指を見て、
悲しくて泣いてしまったそうです。
この手のせいで、
この子はイジメにあったり、
不幸な人生になってしまう…!
って、思ったみたい。
まさかそれらをフルに使って
人生を生きてる私が未来にいるなんて、
そのときの母はまったくもって思いもしていなかったでしょう。
わざわざなんでそんな腕や指なのに?
って思う方はいらっしゃると思います。
気を抜けばすぐ手の甲側に指が折り曲がり、
それが演奏中おきてしまったときには大惨事。
折り曲がった箇所の音が、なくなるのですから。
猿腕で、腕が外側に開き過ぎな中で弾くから、
肩関節や身体のあらゆる部位の角度を調整しながら弾くけれど、それをミスっても大惨事。
鍵盤上に位置する打鍵する指が不安定になり、打鍵スピードのコントロールがきかなくなってしまうのですから。
こんなに不安定な身体付きのなかで
演奏をしている私。
これまで指導してくださった恩師の皆さまには感謝しています、さらには恵まれていたと思います、
素晴らしい一流のピアニストの方々だったりするので、やはりたくさんの、あらゆるピアノ技術や演奏知識を濃密に学ばせていただけたと思っています。
でもこの身体、
地味に不安定。
音の鳴りが、演奏が、
不安定な波が激しかったりします。
音の並べ具合、理想があったとします、
それをなかなか理想通りにするのが難しい身体だったりするんです。
でも、
不安定な身体付きと付き合いながら、
演奏は、出来なくもありません。
あきらめることはなくて、
ただ私は音楽がスキ。
演奏がスキ。
音楽、演奏がやりたい。
この強い気持ちで、
どうとでもなるなって思うんです。
この"スキ"と"やりたい"気持ちがあるだけで、
大丈夫。
マインドなんですよね!!
私のマインドは、
これも音楽、演奏の世界から
気づくことがありました。
人生を楽しむ方法、
そして自分がありのままの自分で楽しむために、
これらと音楽、演奏を楽しむ方法は、
まったく同じなんです。
音楽と演奏が教えてくれていることは、
生き方だったりもします。

