さる6/4に、ピーペックのPPHプロジェクト主催で
「『思い込み』と『すれ違い』を無くそう」をテーマに
イベントを開催し、大変多くの方にご参加いただきました。

医療においておきがちな『思い込み』と『すれ違い』の事例を紹介した後に、
講師に公益財団法人がん研有明病院
腫瘍精神科部長 清水研先生をお迎えした講演。

そしてプロジェクトメンバーとのディスカッション、
参加者の皆さんからいただいたご質問にも回答しました。

そのイベントでは、医療を取り巻くあるある事例を紹介し、
立場の異なる人同士が協働することにおいて、
大切なことをを学びました。

「立場が異なる人同士が関わる場面」は、
医療における医療者と病気をもつ人だけではなく、
職場や地域等様々ありますよね。

そのような中での関係性において、
起こりがちなのが『思い込み』と『すれ違い』です。



このコラムでその全てをお伝えすることは難しいので、
恐縮ですが、
後日清水先生の講演はピーペックのYouTubeチャンネル
にアップいたしますので、ぜひご覧いただきたいのですが、

私が特に大切だと思ったことは、
「自分も相手も大切にして意見を述べる」こと。
それは「アサーティブな自己表現」ともおっしゃっていました。

話しをする相手を、
「完全に共感するということは現実的に不可能であるけれども、
あなたを理解したいという思いをもって話しを聴くこと」

です。

私自身省みると、
「どうしてこの人は理解してくれないのだろう?」
「こんなに説明しているから理解してもらえるはずだ」
と強く思い込んでいることが多々あったと思います。

それはある意味で自分の強い「エゴ」
だったのではないかとも思うのです。

自分がある事に対しする想いが強ければ強いほど、
思い込みが強くなり、
人とのすれ違いを生じてしまう。

慌ただしい日常において、つい忘れがちになりがちですが、
しっかり心に留めていきたいと思っています。

(2022年6月10日配信 じんラボメルマガ「所長通信」より一部改変)