植物には花付きが良い年や果実の出来が良い年があるようです。
写真は青葉山公園の藤棚。フジの葉やツルが棚を覆い尽くしています。

(次の写真を除き、2024年9月に撮影)
3年前はそれほどではありませんでした。

2021.9月撮影
今年は、種が入ったサヤが枝にまだ残り、


地上には殻がたくさん落ちていました。

そして藤棚のまわりは、フジの幼木が生えています。
落ちた種から芽が出たのでしょうね。


実は、我が家にもこのフジの種から育った幼木があります。


(見やすいように室内で撮影)
猛暑が続き、葉っぱが日焼けしています。


一昨年の秋に、落ちていたサヤに入ったままの種を拾い、試しにプランターに蒔いたところ1つだけ発芽しました。
そしてあっという間に縦横に成長し、ベランダを占拠しそうに。
フジは生命力が旺盛のようです。
やむなく伸び放題のツルや葉をカットし、鉢も小ぶりにして成長を抑えようと苦心しています。

ひらひら風にゆれる葉は見ていて気持ちがいいし、2年連続の酷暑に耐えてくれたフジです。
花をつけるまでは無理だとしても、もう少し育ててみることに決めました。

昨日から第33回目の定禅寺ジャズフェスが始まっています。
定禅寺通りが、まるでコンサート会場のようでした。


ここは西公園。

おや?ジャズフェスなのにフォルクローレ?


このフェスティバルの正式名は、定禅寺・ストリートジャズフェスティバルです。
定禅寺ストリート・ジャズフェスティバルではありません。
ではストリートジャスって何でしょうか。
いただいたパンフレットによれば、ジャズの自由な精神と表現を受け継ぎ、あらゆるジャンルの音楽が融合し、街に優しく調和することだそうです。
独自の音楽文化=ストリートジャズが育まれるようにと名づけられたのですね。


なるほど、自由に気ままにジャンルを越えて…
33年前に掲げたストリートジャズは、大きく成長しています。

霧雨の朝、当たり前ですが杜の都仙台は潤っていました。
街路樹はもちろん、玄関前やビルのエントランスの植栽も、イキイキとした様子です。


撮影場所:青葉区一番町
こぢんまりした空間だったとしても、よく手入れされている草花を見かけると、すがすがしい気分になりますね。


撮影場所:青葉区中央
霧雨がミストのように降り注ぎ、草花の美しさが引き立つなぁと思いました。


撮影場所:青葉区二日町
しっとりとした杜の都は、趣があります。

日曜日。

曇りがちで暑さも少し和らいだので、青葉山公園あたりを散策することにしました。

広瀨川を渡るのは2か月ぶりです。

仙台二高前を通ると、地下鉄国際センター駅方面から大勢の若者が正門に向かっています。

遠くから来たのかな?

「北陵祭」です。
案内係の高校生に文化祭だと聞き、ちょっとだけ覗いてみました。


正面入口付近に食べ物の店が出ていて、たくさんの中高生が買い求めていました。


東北大のグラウンドでは、シーズン間近のアメリカンフットボール部が実践的な練習をしていました。
奥に見えるのはラクロス部です。


元気な若者たちをうらやましく思いながら、仙臺緑彩館の花壇を眺めて帰りました。

パリ・パラリンピックが開幕しました。
オリンピックに引き続き、世界中がまた歓喜に包まれるでしょう。
折しも仙台では、10回目となる「障がい者芸術世界展」が開催されています。


会場のメディアテークは、制作者の独創性とこだわりの色彩が溢れています。


曽我百花さんの「うみ」と題するこの作品は、まか不思議です。「産み」のような「海」のような…
私の目とカメラのレンズでは捉えきれない何かを感じます。


小林歩さんはEテレが大好きで、番組の「終わり」画面に興味を持ったとか。

そして終わりの画面を10歳から16歳の現在まで書き続けているそうです。


観ていると、好きなことにひたむきに打ち込むエネルギーを分けてもらえたような気がしました。

山本和矢さんの「陸・海・空」。家庭科の授業をきっかけに、フェルトと糸をつかった製作に興味を持ったそうです。
自由に組合せができる色鮮やかなパーツで、独自の世界を創っているんだと思いました。

最後に伝えたいのは、生江麻理子さんの「無題」。迫力のある作品です。

横26枚、縦6枚、合計156の絵には全部両目が描かれていることから、156人の顔だとわかります。
お友達の顔でしょうか。出会った人たちの顔でしょうか。
どの顔もつぶらな瞳が優しそうです。

独創性と多様性と迫力あふれる芸術展でした。

「サルスベリが綺麗に咲いているよ」
散歩帰りの妻から情報を得て、私も勇んで大橋のたもとへ向かいました。


今年も色鮮やかに咲いています。
 

サルスベリ(百日紅)の名前のいわれなどについて知りたい方は、素人写真と稚拙な文章で恥ずかしいのですが、去年の投稿をご覧ください。

百日紅(サルスベリ) | 杜の都でみつけた… (ameblo.jp)

 

 

下の写真は、大橋の帰りに目にしたサルスベリです。

青空にピンクっぽい紅の花が映えます。


この日も痛いような日射しの日でした。
けれど日影に入ると風が心地よく、近づく秋を感じました。

 

道路脇の花だんに、可憐な花を見つけました。


小さな星形の花が集まり、ボール状に見えます。撮影地:大手町


帰宅後調べてみたら、ヤナギハナガサ(葉がヤナギのように細長いことに由来)とか三尺バーベナ(背丈がとても高く、高さ60~150cmくらいに生長することに由来)と呼ばれる、バーベナ・ボナリエンシスという宿根草でした。

バーベナの周りをさかんに蝶々が飛んでいます。
蜜を求めているのでしょう。

このヒョウ柄の蝶も調べてみました。
ツマグロヒョウモンチョウのメスのようです。
野原や公園などに広く生息し、都市周辺では最も見る機会が多いとか。



ツマグロヒョウモンチョウさん、食事の邪魔をしてゴメンなさい。

広島に長崎、お盆に終戦の日など、8月は命と祈りの月です。

そう思いながら、国境なき医師団日本が主催するエンドレスジャーニー展(終わりなき命がけの旅)へ行ってきました。

会場はメディアテーク。大勢の人が展示に見入っていました。


1日25件の手術予定が組まれたこともある日本人医師

唯一の楽しみは、勤務が終わってからアイスクリームを食べることだったそうです。


2019年地中海で救助された子ども達が描いた絵。日本人助産師の方が持ち帰ったそう
大勢の人が乗ったボートの下に、「I love you Mam」とのメッセージが書かれています。

母親と離ればなれになった子どもが描いたのでしょうか。

難民施設の母子と日本人医療スタッフ
エンドレスジャーニーを終わらせ(End this Journey)なければ、と

祈らずにはいられない3人の笑顔でした。


東二番丁通り(勾当台通り)から北三番丁通りを進むと、正面にこんもりとした森が見え、右側にヒマラヤスギの並木が見えてきます。


鬱蒼とした木立があるのは、晩翠通り(細横丁)と交差する角にある北三番丁公園でした。
そのまんまの名称ですね。


木町小学校に隣接し、ゆったりした公園です。


公園のと木町小学校の間に交番があるので、安心して利用できるとか。


日射しが強いなか、夏休みの子ども達が木陰で遊んでいました。
 

中央分離帯越しに白いユリが目に入りました。
七十七銀行本店の横、東二番丁通り(勾当台通り)車道の端っこです。


ここは通行量の多い仙台の街の真ん中です。


近づいて見ると、2輪の花が咲いています。

なぜここにユリの花があるんだろう?

しかもポツンと1本だけ。
高速道路沿いの斜面に群生しているユリはよく見かけるけど。


車道に出たら危ないのでこの角度が精一杯
走行する車の風にあおられながらも、けなげに咲いていました。

ユリは私にとって特別です。
半世紀以上前のこと。
夏休みに帰省すると、風が入る仏間に必ず母が生けたユリの花がありました。
3食たらふく食べて、ユリの香りが漂う仏間で昼寝する、至福の夏休みが昨日のことのようです。