仙台駅から青葉通りを徒歩で西に向かうと、東二番丁通り(国道4号)との交差点は地下道を通ることになります。

去年の秋頃までは、この地下通路を宿泊場所にする人たちがいたので、足早に通り過ぎていました。
最近この通路がリニューアルされ、ベンチの大きな荷物も見かけなくなったことから、ギャラリーのようになっている壁面の展示物をゆっくり鑑賞できます。

ある日、パッと目に目に飛び込んできた「つるし雛」です。
雛の節句を前にした、手芸サークル繊緤(こまつな)会の展示でした。

つるし雛が始まったのは江戸時代だそうです。
当時、庶民の家庭では雛人形はとても高価なもので、なかなか手に入らないものでした。
だけど、生まれてきた子供の幸せを願う気持ちはみんな一緒。
だから、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、みんなで少しずつ小さな人形をつくり、持ち寄ってつるし雛が作られ始めたとか。
みんなの想いをいっぱい詰め込んで作られたのが、つるし雛なのですね。
赤ちゃんの大事なお守りとして、とても大切にされてきたのがわかります。

寝泊まりしていた人たちがどこへ行ったか気になりますが、
地下通路のギャラリー、良いですねぇ。
所得税の確定申告がもうすぐ始まります。
(還付がある場合は1月から申告できます)
わずかながら還付金がありそうなので、私は「国税庁 確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成しました。
申告書作成の終わりに近づくと、提出先は仙台中税務署とあります。
仙台北税務署(上杉1丁目:仙台国税局業務センターと同じ住所)は散歩がてらに行ける距離ですが、
仙台中税務署は遠く、とても徒歩で行ける距離ではありません。
交通機関を利用するしかなさそうです。
郵送するしかないのかなと注意書きを読むと、
郵送の場合は仙台国税局業務センターへ送るように
持参の場合は仙台中税務署に行くように
とあります。
何かおかしくはありませんか?
近くの仙台国税局業務センター(仙台北税務署)へ歩いて行って=お金をかけずに、申告書を届けられるのに、どうして郵便代か交通費を負担して仙台中税務署へ届けなければならないのでしょうか。
たぶん、管轄の税務署が受け付けた日にちが重要だとかの理由で、
郵送の場合は仙台国税局業務センターが一手に受け付け
持参する場合は管轄税務署が受け付ける
というように取り決めているのでしょう。
わずかな還付金を受け取るために、私に与えられた選択肢は2つ。
郵便代を負担して郵送する
交通費を負担して持参する
郵送がOKなら、仙台国税局業務センターへの持参も認めてくれたらいいのに。
国税庁は庶民感覚とかい離しているように思われ、年金生活者はモヤモヤが募ります。
けれど、気持ちを切り替えました。
この機会に、足を踏み入れたことのない卸町へ行ってみることにしよう。

初めて訪れる卸町は、碁盤の目のように区画整理され、仙台中税務署は簡単に見つかりました。
その日の凜とした青空とは裏腹に、気分はモヤモヤの確定申告でした。





