長刀(なぎなた)とは、長い柄の先に反り返った長い刃をつけた刀。弁慶が持っているアレです。
仙台では、長刀のような道路の形から付けられた通りの名前が、歴史的な地名として残されています。

 

長刀丁通り(なぎなたちょうどおり)の西端から撮った写真

同じ交差点を東側から撮った写真


道路が、長刀の穂(ほ:刃の部分)のように曲がった様子がお分かりになるでしょう。

長い柄の部分も撮りました。


長刀の柄の部分にあたる直線道路

途中いくつかの十字路を直進


石突(いしづき:柄の端)にあたる東の突き当たりは、T字路になっています。

通りの周囲は名前に反して閑静な、なんとも昭和を感じさせる住宅街。戸建てがたくさんあります。
途中、オシャレなエリアを発見しました。



余談ですが、なぎなたは「薙刀」とも書きますよね。
長刀は徒歩の侍向けで、薙刀は女性や僧侶が使うことを目的として生まれたとか。
戦後は武道の1つとして、「なぎなた」と表記されることが多いようです。