誰しも故郷には特別な思いがあります。
仙台で育ったり暮らしたことがある人(ネイティブ仙台人=私の勝手な造語)は、仙台への強い愛着や誇りを特に持っているように感じます。

 

ここは定禅寺通りにあるメディアテーク。

「どこコレ?」が開催されています。


昔の写真や映像の収集と保存を行ってるNPO法人20世紀アーカイブ仙台が、どこで撮ったいつの写真か判然としないものを掲示し、ネイティブ仙台人に情報提供を呼びかける催しです。


たとえば下の写真には、民家の前にドブ板が写っています。


1960年頃の都会では、どこでも見かけた街並なので難易度も★★★でした。
 

大勢のネイティブ仙台人が真剣に写真に見入っています。
またどの写真にも、付せん紙に書かれた情報が寄せられています。

五月晴れのその日、ケヤキ並木のさわやかな風をいざなうかのように、大きなガラスのドアが開け放たれていました。
イキな計らいです。

 

名将であり、名君として歴史に名を刻む伊達政宗公。

伝承されている武士文化や食文化、民衆文化…。
仙台での生活が長くない人(ネオ仙台人=これも私の造語)でも、写真を見ながら「さすがは62万石の城下町」と感心したり、「旧帝大時代から続く学問の都」なんだと納得すること請け合いです。

ネオ仙台人の私は、この街への思い入れがますます強くなってきているようだなぁ。