6月の中旬あたりだ | SKATE2 面白い

SKATE2 面白い

お茶を飲んで、またお茶を飲む

何にもやる気が起きないから、じーっとしてよう
気だるい。内面からじわじわと気だるさが滲み出てくる。
この気だるさは?人生全体の気だるさか
俺の気だる そして、この気だるさのなんたるかとは、、気だるい
そして、俺を急かすかのように、洗濯機のアラームが鳴る。
早く洗濯物を干せと。洗濯が終わったぞと。
後は、お前が干すだけだと。乾燥機付きじゃねーと。
だが、俺は急かない。そんなに急かなくても、しばらくは大丈夫だ、洗濯物は後で必ず干すから。
今はこの気だるい感を、浸ることで、何か自分を社会や人生から、一時的に切り離そうか。明日を悲観して、今日を少しだけ、無だと思える今日から、少しの綺麗な石ころを見つけることが出来るなら。
洗濯物は、よし、今干そう。
今干し終わった、、、そしてブログだ。
今はそんなに腹は減っていない。
今ポテチとか食うと、晩飯に影響しそうだから、辞めとこう。
部屋はエアコンが付いている。少し寒いから消そうか。今消した 。扇風機だけで充分だ。
風呂も入ったし、洗濯もしたし、後は晩飯というイベントがあるだけだ。
今日の晩飯のメニューの予定だ。
卵を二個使って、ソーセージを炒めた上に落とし、目玉焼きを作る。それをご飯の上に乗せる。目玉焼きどんだ。
味噌汁は残りのキャベツと、豆腐という具で作る。
目玉焼きどんと、味噌汁。それと、冷たいお茶だ。綾鷹だ。

ゲームや、録画があるが、やる気がない。
スカイリムやってるし、フロンティアゲートもやってるが、やる気がない。
RE.とジョーカーゲーム録画してるがやる気がない。
AKB総選挙録画してるが見る気がない。
特に暇というわけでも無い。
やる気がないをしている。つまり、それを、している。
何もしてない事をしている。ブログは書いてる。さくらたん昨日泣いてたのに、俺はそれを観てただけだった。
さくらたん悔しいと言ってたけど、俺は別に悔しくない。さくらたん可愛いけど、俺は可愛いくない。さくらたん女の子だけど、俺は男だ。さくらたん6位だけど、俺は圏外だ。

はに「さくらたん、ごめんね。俺がもっと投票してれば、一位になれたのに。俺のせいだ、、、ごめんね。
さくらたん「、、、、
はに「さくらたんTOP5目指してたのにね。6位と五位の境界を越えられなかったね。俺がもっと投票してれば、、、悔しい。俺のせいだ、、、ごめんね。
さくらたん「、、、、
はに「全部俺の責任だ。俺の努力が不足してたんだ。さくらたん悔しいよね、、俺がもっと投票してれば、、、
さくらたん「、、んた、、、、っぴょ、、てない、、、
はに「?何?さくらたん、、なんか言った?
さくらたん「あんた、一票も入れてないだろ
!なにぬかしてんだよ!投票の仕方だって知らねーだろ?!一票も入れてない奴が、努力不足とかいってんじゃねーよ!なに自惚れてんだよ!てめーただの自惚れキモオタじゃねえかよ、!それが1番キモいんだよ実際よ!、キモオタの自惚れに付ける薬はマジねーんだよ!!
はに「さくらたんが怒ったー!でも怒ったさくらたんも可愛いー
さくらたん「あたしがTOP5に入らなかったのは、単純にオタの財力がねーからだ!あたしのファンはロリコンキモオタばかりだから、くだらねーグッズに金使って、肝心の投票券に金回せねんだ!きっとそうなんだよ!!
はに「さくらたん!

さくらたんは走り去った。さくらたんは何処へ行ったのか。さくらたんはスピーチで言っていた。今、前を向いてるのか、後ろを向いてるのかさえ、わからなくなっていたと。
そんな少女が何処へ向かえるというのか。
間違いなく、この選挙が、彼女のアイドルとしてのターニングポイントだった。

ふと、はにっこんの心に一つのやる気がおきた。それは漠然と不確かなイメージだったが、悲観に暮れる今のはにっこんには、それが心地良かった。

俺がさくらたんを5位にする



その目標だけを掲げて、はにっこんは生きていた。そう、彼は生きていたのだ。
あの日から数十年経っていた。
はにっこん齢88歳。AKBはとうに解散し、さくらたんは、芸能界にはいなく、あの人は今という状態である。
はにっこんはタイムマシンに乗り込んだ。
行き先は2016年6月17日、選挙の前日だ、


はに「ついたのか、、早速投票しなくては、

投票は夜を徹して行われた。


18日、総選挙当日。ヨレヨレになりながら、1人の老人が新潟のECOスタジアムに姿を現した。

次々と順位が発表される中、観衆の汗だくキモオタの中に1人の老人が思いにふけっていた。
「俺には目標も夢もなかった。だけどあの日の彼女の涙を見た日から、初めて人の為に、何かをやろうと思えたんだ。あの悔し涙が俺を生き永らえさせた。そして、今日を流すであろう嬉し涙は、俺の人生の全てであり、集大成だ。

今や俺より年下の徳光が第六位を発表しようとしている。そのメンバーの次に、さくらたんが呼ばれるはず、、だったのだが、、

徳光「第6位、宮脇さくら!
はに「んなっ!?

はにっこんが呆然とする中、さくらたんは、あの日と同じ涙を流し、同じスピーチをしていた。数十年経っても、忘れる事は無い、さくらたんの可愛い泣き顔。あの声。
悔しいという言葉。

何故だ


第五位、にゃんにゃん仮面。
はにっこんは混乱して、その異変に気付かない

にゃんにゃん仮面「おい、はにっこん!いるんだろう?お前がさくらを5位にしようとした事を知っている。何故なら、私は2200年位の未来から来たからな。お前がしようとした事はお見通しだ。タイムマシンで過去に遡り、さくらに投票し、順位を変えようとした。
だが、その行為は歴史を変える犯罪だ。
だから、私は、わざわざ未来から来て、お前のした事と同じく、私自身に投票し、さくらを6位に留まらせたのだ。
はに「き、貴様!こじはるじゃないのか!
にゃんにゃん仮面「私か?私はな、、、

にゃんにゃん仮面が仮面を取ると、顔が徐々に変形していく!!

観客「こじはるの顔が、ブスになってく!
オタ「どんどんブスになってくぞ!!
オタ「あの顔は、、指原にそっくりだ!

にゃんにゃん仮面「そう、私は指原莉乃の子孫にあたる者だ。今日この場で一位となる、指原のな!

観客「何気にネタバレしてる?!
オタ「指原が一位になるのか?
運営「、、なにバラしてんだよ!!

はに「貴様が指原の子孫だかなんだか知らんが、それが何故さくらたんの邪魔をする!?

にゃんにゃん仮面「さくらにはここで6位でいてもらわなくちゃ困るんだよ。この選挙で挫けてもらわないと、いずれ指原を脅かす存在になるからだ。指原の一位が未来永劫続いた先には、指原の王国が築かれるのだ。私は指原王国を脅かす物を排除する役割を持って、未来から来たのだ。
はに「俺と、、、さくらたん、、、をか!?
にゃんにゃん仮面「そーうだ。お前ら2人は、新世界のアダムとイブになり得る2人だからな。指原王国と違うパラレルワールドでの新世界がある世界線には、決して変わってはならぬのだ!

観客「どういう事だ?にゃんにゃん仮面は、指原王国の刺客であり、はにっこんとさくらたんの2人は、その敵ということか?
現在の指原は、何してる?

指原「、、、

観客「指原、頭悪くて思考停止してるは
オタ「あんな奴が、コメンテーター的な場所にいると、単純にうぜえ

はに「さくらたん、、どうやら失敗したみたいだ、、ごめんね。全部俺の努力不足だ。
さくらたん「、、、
はに「TOP5目指してたのにね。俺の投票が甘かったせいで、さくらたんに悔しい思いをさせてしまった。本当にごめんね。
さくらたん「、、、いいんです。あなたの責任じゃないです。何故だかわからないけど、あなたが私の為に、スゴく努力してくれたのは分かります。私、さっきのスピーチで悔しいとか、弱音を吐いたりとか。今年にかけてただけに、目標に届かなくて挫けそうになってたんだけど、また来年に向けて成長出来ると思います。
はに「さくらたん。俺はあの日、さくらたんの泣き顔を初めて見て、ああ可愛いな、と思った。こんなじいさんが何言ってんだと思うだろうけど、あの頃の俺は、とにかく気だるかったんだ。初夏の暑さにやられてたのかな、、、洗濯物、、、干さなきゃだ、、、

はにっこんは長い眠りについた。彼の最期の心配事は、大丈夫。
何故なら、さっき俺が干したから。