はにっこん「おい、本田。お前、真ん中に蹴るつもりだろ
本田「はにっこんさん!何でわかるんすか?
そうっすよ。この状況で、あえて奇を衒ってまさかのど真ん中作戦です。俺はね、はにっこんさん。真ん中を行きたい、いや、生きたいんすよ。ど真ん中っす。直球勝負。外野の野次は全無視。王道であり、王道であるが故のオリジナリティを目指します。俺の王道が、俺のオリジナリティであり、愚直に王道スタイルを行く事が、逆にオリジナリティなんじゃないかってね。
はにっこんさん、今の世で王道を貫いてる人っているんですかね?
実力がある人じゃないと、王道を貫けないと思うんです。
はにっこん「ふう。今はっきりした。俺やっぱりお前が嫌いだわ
本田「え?なんすかいきなり、、、
はにっこん「まず、全体的に色が嫌い。サッカースタイルはよく知らんけど、メッシみたいなドリブルした方がいいんじゃない?FKとPKだけ、な感じでしょ。あとギャグセンスないでしょ、あんた。テレビとか観る?おそらく、「俺、テレビ観ないんで。」とか言うと思うんだけどさ、テレビとかラジオにもっと触れた方がいいよ。それで何が面白いか、何が面白くないかを正確
に判断出来るようにならなきゃ。エンタメについてはその他大勢みたいになっちってるよねー、君ね~。
おそらく「萌え」の感覚もわからないでしょうから?アニメ観ても二割も楽しめないと思うけど?
君の足元にあるサッカーボールから、何かしらの萌えを感じられるかい?想像力ないもんね~、無理だよね~
そこでさ~すぐにぼるるちゃんていうゆるキャラを作らなきゃ脳内で。声も脳内再生しなきゃ~
ぼるるちゃんのキャッチフレーズも考えといてね~すぐに
本田「さすがに、この今足元にあるサッカーボールから、萌えの感覚を考えるのは、ちょっと無理があったけど、、、、
兎に角!俺はど真ん中に蹴りますよ!いきます
はにっこん「待てい!兎に角の兎からも萌えを感じろ。それとPKというとマザーのPKファイアーとかよぎるんだけど関連性0
ゴーーール‼‼
本田「やりましたよ!!はにっこんさん!ど真ん中、成功です!
はにっこん「はぁ、、お前はやっぱりなんも分かっちゃいねぇ、、(囧え?何がっすか!)キーパーは左に飛んだだろ?つまり、右か左かの二択、生きるか死ぬかだ。あのジャンプはキーパーの覚悟だ。一方お前は、キーパーのそんな覚悟を嘲笑うかの如く、真ん中に蹴りやがった。
あのキーパーはな、お前に勝負を挑んでたんだぞ?チームの勝ち負け関係なく、お前との一対一のガチケンカを挑んでたんだ。サッカープレイヤーとしての誇りを掛けてだ。
俺はな、あのキーパーはガッカリしたと思うよ。だってさ、一流プレイヤーの本田とサシで戦えるなんて、サッカー冥利に尽きるやんか。
お前はな、本田。試合で勝って、勝負で負けたのさ。
生きるか死ぬかの真ん中の、中途半端な所に打ち込みやがったお前は、生きてんのか死んでんのか分からない、中途半端のゾンビ野郎だよ!じゃあな
本田「え?ゾ、、え?はにっこんさん、、、
これからは、サッカー少年達は、PKにおいて、ど真ん中に蹴り込む事が、頻発するでしょう。
選択肢が増えた訳です。ど真ん中に蹴られたキーパーの気持ち、わかりますか?
次パワーになるんだろうな 紫の