昨日、僕は人生初めての経験をしました。さて何でしょうか?―、正解は「献血」です。

実は、昨日大学に「献血バス」なるものがやってきていまして、それを見たときには「あぁ、献血やってるんだなぁ」という印象しか正直湧かなかった訳です。そうしたら、なんと友達から「献血行こうぜ!」とのLINE。二度見しました(笑) なんでも3人1組で行けば、1ダースのジュースがもらえるらしい。ふむふむ、ということは数合わせで呼ばれた訳ですな、じゃあ、行ってやろう、ということでいざ献血バスへと3人は向かったわけですwww

 

まずは問診からスタート。生年月日、身長、体重を答えていきます。ところで、僕の体重は現時点で47kg。どうやら50kgない人は400mm献血ができないらしく、自動的に僕は200mm献血を行うことが決定。ほかの2人は400mm献血です。そして、献血バスに乗り込んでまずは血液検査。特殊なキットを使い血液型を調べた後で、今度はヘモグロビンの量を調べるために血液を特殊な機械にセット。どうやら問題はなかったらしい。無事ゴーサインが出たので、僕は同じバスの中にあるベッドに横たわり、献血される体勢に。さぁ、どんな感じなんだろうかなぁ、とふと横を見ると、そこにはこれから僕の体内に入る針がそこにありました。偽らざる第一印象を述べるなら、「・・・意外と太いな!」 すかざず隣で準備している看護師さんに「…割と太いですね(笑)」と聞いてみると、「そうなんですよ、どうしても献血となるとスムーズに採取しなくちゃいけないから針が太くなってしまうんですよねwww」とのこと。これは覚悟の必要がありそうです(笑)

 

そうこうしているうちに、めでたく運命の時がやってきました。「痛いと思いますが頑張ってくださいねー!」との看護師さんの一言。うん、そりゃあ痛いでしょうなぁwww、と思ったすぐそばから体内に入ってくる針。予想以上の異物感と痛みが左腕を襲います。見るからにアレだったのでしょうか、看護師さんは僕にチョコレートを食べるよう勧めます。「チョコにはリラックス効果があるんですよ」、と。確かに不思議なもので、チョコを食べると痛みが引いていったような感覚がある。リラックスしているのかなぁ、と思ったけども、たぶんそれは看護師さんが「リラックス効果がありますよ」と言っているからそうなのであって、本当はチョコを食べること自体にリラックス効果ってあるのかな、と思ったけど、そこを突っ込むのは野暮だろうと僕は判断(笑) そうこうしているうちに、200mm献血は終了。献血自体は5分もたたないうちに終わっり、こんなに早く終わるのか…、と面食らったのはナイショの話wwwさて、終わった後は休息の時間。後日、血液検査の結果は家に送られてくるそう。どんな結果なのか気になるところです(笑)

 

 

さて、大学にもバスがやってくるあたり、日本赤十字社は若者のの献血の提供者を動員しようと躍起になっています。それもそのはず、現在、秋葉原にある献血ルーム、「akiba:f 」では、アーケードゲーム「LORD of VERMILION」とのコラボが実施中。オリジナルクリアファイルが進呈されるとのことです。さぁ、なぜ若年層に浸透させようとしているのかというと、それは献血のなり手がどんどんと減っているから。保存期間も限られているため備蓄も出来ず、常にギリギリという状況だそうです。(大体平時の3日分の使用量が保存量の目安のようです) ここに大災害が起こったときには、それは血液量が不足するのが目に見えています。現時点の技術で人間の血液を作るのは不可能、どう頑張っても「人の力に頼らなければ」人の命は救えないのです。

 

あの手この手を使って献血のなり手を動員しようとする日本赤十字社。一部からは、「モノで釣る」という姿勢に批判があるのは事実です。けれども、人命は一刻も争う事態。「モノで釣る」という事に批判一辺倒でそれを否定した結果、なり手がいなくなり「救えるはずだった命」を救えなくなってしまうのならば、本末転倒です。

 

動機は不純かもしれない―、けれども、それがいつの日か「純」なものになるならば。これ以上に素晴らしいものはないのではないか―、そう思いながら献血をしていた僕なのでした。