リクエストありがとうございます!

またもや、「黒執事」を見たことがある人に向けて書いています。 見たことない方にとってはツマらないモノになるでしょうが、最後まで読んでもらえれば幸いです!

 
「黒執事」に登場する世界観の中で、僕たちにとって、1番想像のつかない世界が、おそらく「貴族社会」だと思います。今回は「イギリスの貴族そのもの」にフィーチャーします(≡^∇^≡)
まず、「貴族」とは何なのか? イギリスにおける貴族は、その者の活躍により、国家に対し多大なる貢献をしたものに対し、その恩賞として一般庶民とは異なる身分が保証された特権階級である爵位を持つもの、あるいは先祖が国家に多大な貢献をした人々の子孫で、与えられた爵位を世襲した人々のことをさします。例えば、ルイ14世との戦いに勝利したジョン・チャーチルさんは「マールバラ公爵」、ナポレオンをワーテルローの戦いで打ち負かしたアーサー・ウェルズリーさんは「ウェリントン公爵」、19世紀イギリスの政治家で、ヴィクトリア朝期のイギリスの絶頂期を支えたベンジャミン・ディズレーリさんは「ビーコンズフィールド伯爵」を授爵しています。爵位は上から順に、公爵(Duke)、侯爵(Marquess)
、伯爵(Earl)、子爵(Viscount)、男爵(Baron)の5つ。国家への貢献度合いによって与えられます。
貴族は、いわゆる地主。基本的に貴族は、国王から与えられた土地を経営したりすることで、収入を得ています。(「黒執事」作中でも、セバスチャンがグレイ伯爵に、ファントムファイブ伯爵家領の中でとれたモノで作ったシュークリームを振舞うシーンがありますね) それは、現代でも同じで、例えば、ロンドン都市部に広大な領地を持つウェストミンスター公爵家は総資産額は約85億6,000万ポンド(約1兆5,408億円)*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ リッチですねぇ~(笑)
しかし、いくら特権階級だろうが、リッチだろうが、彼らには「特権階級」ならではの「義務」というものがあります。それが、「ノブレス・オブリージュ」 どういうことかというと、「貴族」は「庶民」と区別された特権を持っているが、その特権は、それを持たない人のために使うべきである、つまり、「率先して貴族が社会のために行動しなければならない」という貴族の中の社会規範のようなものです。「黒執事」作中では、上の画像の「ファントムハイブ伯爵が女王陛下の貴賓をもてなす」際に用語として出てきましたね。今、思えば、ケルヴィン男爵の「養老院」も「ノブレス・オブリージュ」の一環だったのかもしれませんね(*^o^*)
 
さて、次回は「タウンハウス」と「マナーハウス」について特集したいと思います。
その時まで、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ(笑)
(いまどき、淀川長治さん知ってる人いるのかww)