「教科書を信じない」とノーベル医学生理学賞を受賞される京都大院の本庄先生が、記者会見で言われた。今日ある会の集まりで「教科書を間違いと言われては…」などと、本庄先生の発言に不快感を抱く人が多かった。テレビ中継される記者会見の話なので、真意をはかりかねると言うことだろうが私は同調できなかった。検定を受けた教科書に間違いがあってはならないが、それは現在の学術水準における定説に基づくかぎり間違いではない。しかし先生の発言の趣旨は、未知の分野の研究に挑戦するためには教科書の定説から離れて自由に創造をする姿勢が大事。と言うことではなかろうか、ノーベル賞レベルの研究は新理論の構築が基礎になるのではないか。テレビで不特定多数の人が聞くことを考えれば、学生や研究者は教科書以上のことを考えるべきだと言われたような気がする。
ことばの意味は受け取る側の立場によって大きく変わる、小中学校や高校の教科書が間違っていると言われたのではないと思う。