27.2.20「太平洋を呑みこんで」
№512(社会福祉士・スペースmas sa小風呂敷エッセイ
久しぶりに渥美半島を南下して伊良湖へ向かい、途中赤羽根海岸の道の駅へ立ち寄った。
眼前に両手をいっぱい広げても掴めきれない黒い太平洋が光っている。実に広い、見渡す海が地球の丸みを教えてくれる。思わずたたずんでゆっくり太平洋を呑みこんだ。
心が洗われて深く広がっていくのを感じた。“海はひろいなおおきいな…”子どもの頃の歌を口ずさんで、迫りくるような太平洋をもう一度おおきく飲み込んだ。
人の命の輝きをもらったような爽やかさを持ち帰った。
27.2.2「12ボタンのジャケットを着たい」
№513社会福祉士・スペースmas sa小風呂敷エッセイ
5月に年男の誕生日がくる。その日までに白い純毛のジャケットを用意したい。
体にぴたっと合うように仕立て、12のボタンホールを創るがボタンはつけない。
誕生日の朝、第1ボタンをつける。ボタンの色は青色で、サミエルウルマンの言う青春「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ」で染めたボタンである。
毎年誕生日にその年の色のボタンをつけて、12個目のゴールドボタンで仕上がる。
このジャケットが私の心の制服である。