1日午前零時、いわゆる深夜に台湾南部の高雄市で地下大爆発が起き数キロの広範囲に道路が陥没する大爆発が起きた。70年前の日本各地を破壊した空襲さながらの惨状である。工業地帯へ化学物質を送る地下パイプが爆発したようだ。これは人災か天災かどちらにも決め難い。人災にしては大規模すぎるし、天災とも言い難い。人の手によって創られ運ぶための施設や化学物質の事故であるが、関係者にすれば全くの想定外の天災と言いたいだろう。
原因の究明を待たねばならないが、人工物の相互作用で起きた事故で、直接人間の手によるものではないだろう。
振り返って我が国の都市施設、大深度施設、工業地帯、原発、発電施設、高速動路、陸海空の交通施設・航空機・船舶・車両等で高雄市以上の大事故がいつ起きるかもわからない。想定外の事故や自然災害は発生結果で把握される。しかしその予見性はすべて想定外で予見不能の天災扱いになってしまう。
誰の責任かを問うのではなく、国民全体で深く考えるべき国家の使命ではないかと思う。