皆さま



スポーツの日にこんにちは



先週久しぶりに

夫と二人、旅に出ました。


秋晴れの中、マイカーで



向かった先は広島です


そう、、、


映画のことならこの人に聞け!

のあの方や、カープ女子のあの方が

お住まいの広島です


30年以上も前にこちらにお邪魔した時は


吉川晃司さんの

 実家を見に行くでーー!』


と、拳を高く振り上げた晃司ファンの

会社の同僚に引きずられ、仕事終わり

Chance!Chance!!金曜日の夕っ方

(You gatta)Chance🎵とばかりに出発し


んでも翌々日の日曜日は

朝から用地交渉が入ってっから

それまでには何としても帰らにゃならん

弾丸日程で(よって他はどこも見れず、、)


同僚が運転する三菱ランサーの助手席で

地図の読めない女ヤスミンは目的地探しに

そりゃ〜苦労したものでごぜーます


それが今じゃ、

親切丁寧にナビが案内してくれるわ

アクティブ•クルーズ•コントロール?

っていう、オートドライブ機能がついていて

長時間の車の運転も随分楽になったと言うね


何と言う進歩でせうか、、、


旅の道中では映画『丑三つの村』や

『八つ墓村』を想起させる岡山県は津山市

の標識に目を吸い寄せられ


『ここが「悪魔の手毬唄」に出てきた

総社だ、そうじゃ、、、』と

(ボケちゃってますな)


磯川警部に扮した若山富三郎さんの姿が

目に浮かび、またぞろ心を震わせたりと


横溝正史ファンにはお馴染みの地名は

高速道路の単調から救ってくれました


それでも7時間弱のドライブは

尻肉に効いてきて、そろそろ限界だーー

って時に、厳島神社に到着



平日とは思えん数の観光客、

その多くは外国の方でしたけれど

わたしゃそれよりも平清盛公のスタイルの

良さ&小顔ぶりに驚き


そしてここは映画

「地獄門」の舞台でもあったなーって


こんな風に、

場所柄今回の旅は

わたしが観てきた映画と

紐付けしておりますので一つよしなに、、、


それで、趣味でもあるご朱印を頂くため

列に並んでいたら、辺りがざわめき始め

その方に目をやるとなんと俳優の伊藤英明

さんのお姿がございましたのよ


伊藤英明さん、と言えば『海猿』が

代表作でしょうけどもわたくし的には

現代版四谷怪談『喰い女』における

宅悦役がイチバーーン

(宅悦役殿堂入りは殿山泰司殿ですけれども


おみくじを引くため立ち止まった

伊藤さんに向け、シャッターを切る皆々様


夫もちゃっかりと写真を撮っておりまして

(しかも真正面からピントもドンピシャ)

その写真は我々夫婦のアルバムに残されて

おります


その際の伊藤英明さんは

黒のV字のTシャツの上に濃紺の長袖シャツ、

パンツは半ズボンと、夏と秋の混合スタイル

とでも申しましょうか?


なんとも批評し難い装いではありましたけれ

ど、でもそれがとてもお似合いだったんです


翻ってもしも我が夫が

そのような格好をしてたとしたならば、

わたしが隣を歩くことはございませぬが。


って、


そんな感想を抱いたことは

おくびも出さぬまま厳島神社を後にして



前回は行けなくて




此度にして漸く辿り着いた




広島県広島市中区大手町一丁目10









行きたい観光地を選ぶなら

楽しいですとか、美しいですとかが

マストでしょう

 


だけれども此処は

マストはマストでも意義が違いますね



此処は


『未来永劫平和』であれと

訪れた誰しもが願い祈りを捧げる場所です

から


心からそう願う場所です


そして広島の皆様が

心を込めて、丹精込めて

守っていてくださる場所です


それですのに


どれだけ撤廃を叫んでも

未だなくならない、核保有国の存在に

忸怩たる、遣る瀬無い思いを抱かせる

場所でもあり



だからでしょうか



物言わぬこの無機の建造物が

わたしの目に悲しく映るのは、、、





形容詞ひと言で済ますことなど

到底出来ぬこの場所で、頭の中を

様々な思いが駆け巡り



広島の夜は



更けていきました、、、