皆さま



木曜の夜にこんばんは



只今ノリに乗ってる

SnowMan目黒蓮さん


その目黒さん主演の

『わたしの幸せな結婚』を

若いお嬢さん方に混じり観ましたのね

(こういうお話が好物なのねん)


そしたら思ったより良くってですね

ドアマットヒロイン役の今田美桜さんも

カツラ以外はめちゃ可愛かったし

騎士の目黒さんもすんごく見目麗しかったの


それなのになんでか

目黒さんのお顔をすぐに忘れてまう

わたくしヤスミン


思い浮かべようとすると

頭に沸いて出てくるのはこのお姿で ↓





















わぁ〜
ごめんなさいっっっ
ごめんなさいっっっっ
 

ファンの方々におかれましては

このおばハンどっか悪いんだってことで

ヒラにヒラに!ご容赦くださいませ


まま、そゆことで←どーゆーこと?


また本日もパトリシア・ニール自伝の

読後感想の続きにまいらせて頂きまShow


1950年代初頭

ハリウッドの良心(とされていた)であり

私生活では愛妻家(とされていた)であった

ゲーリー・クーパー


その彼を誑かした悪女として

マスコミからバッシングされ

ハリウッドを去る羽目となった

パトリシア・ニールは古巣ブロードウェイへ

戻ります



ハリウッド(映画界)と

ブロードウェイ(演劇界)の関係性など

わたしにゃよう分かりませんが、醜聞が

あったにせよブロードウェイはパトリシア

を受け入れたんですわ


そこで早速、旧知の劇作家

リリアン・ヘルマンの舞台に起用され


そのリリアンの紹介で

ロアルド・ダールという名の

イングリッシュ・マンと出会います


ちょっと話は逸れますが

自伝には彼女の人生に影響を与えた

三人の背え高のっぽがいたって綴られていて

わたしもチビが故、背の高い男性には滅法

弱いので、共感したエピソードとしてご紹介

させて頂きますね


一人目は

別れたとは言えまだ未練が残る

ゲーリークーパー(190㌢越え)で

ま、カッコいいです、以上


二人目は

『地球の静止する日』(1951年)

共演した画像手前のダ○○ワ○○のような

ハイレグ宇宙人↓


当初こちらの作品への出演には

乗り気ではなかったパトリシア


しかし監督が

『ウエスト・サイド物語』や

『サウンド・オブ・ミュージック』を

お撮りになった名匠ロバート・ワイズ

あったこと。

後に今作がSF映画の最高傑作と称され

ことで、そこに加われて良かったと

たのだそうです


(2008年にはキアヌ・リーブス主演で

 リメイクされております)


そして彼女の人生に満を持して登場した
三人目の背え高のっぽが、2㍍近い身長の
持ち主ロアルド・ダールでした




今でこそ
高名な作家の一人に数えられています
けれど、当時はまだ物書きのタマゴだった
ダールディナーの席で格上のパトリシア
無視しまくりで、当然第一印象は最悪ですよ

なのに翌日には
そんなことなどなかったかのように、
デートに誘うダール

パトリシアからしてみれば
わかりづらいダール『コイツ何やねん?』
ってなりますわいな

それでも何度断ろうとメゲナイダール
ついに誘いに応じたパトリシア

ブロードウェイの彼女の友人たちは
口を揃えてアイツだけはやめとけって忠告
するんです

それはダールの攻撃的な性格が
招いた評価だったのですけれども、
さらにパトリシア自身も彼に恋愛感情を
持てなかった筈なのに、しかし男と女って
ヤツぁ不思議なモンですなぁ

だって二人は結婚に至るんですから

すぐさま子供が欲しかった
パトリシアの元にコウノトリは一向に訪れず
それを彼女はクーパーとの間の子を堕胎した
ことが原因もと悩んだりもしました。

それでも辛い不妊治療を切り抜け、
ようやく長女オリヴィアを授かり、


その後、長男シオが誕生し
それを機に俳優業をセーブしたパトリシア
に代わり、作家としての仕事が増えつつあ
ったダール

パトリシアの友人夫妻が
電話で話す際の合言葉が『Kiss Kiss』で
あると知り、それをまんま、ちゃっかりと
小説のタイトルにしちゃってます
執筆活動に拍車がかかり
自身の故郷であるイギリスに
第二の居を構えたこともあり
それまでの怒りっぽさがカゲを潜めたダール

ですからアメリカとイギリスを
行ったり来たりの生活ではあったにせよ
それでもこの時代が、一番幸せだったと
パトリシアは回想します



けれどその幸せは、
長くは続きませんでした

俳優としての評価は高かったパトリシア

この頃には映画の仕事も再開していて
『ティファニーで朝食を』を撮り終えて
彼女は第三子を身ごもっておりました

ニューヨークに滞在中で
保育園まで長女のオリヴィアをお迎えに
行ったある日のこと

生後4か月の長男シオ
ナニーが引くベビーカーで
パトリシアからは見えない位先の方を
行っていました。

近くからはけたゝましいサイレンの音が
聞こえてきてそこへ慌てた様子の知人女性が

ダールさんの奥さん 奥さん!!
大変ですよ、お宅の赤ちゃんがタクシーに
跳ねられて病院へ連れて行かれました』と
そう言ったのです

跳ね飛ばされたシオは頭を強打し
彼の命は風前の灯で、
そこから、シオの命を救う為
2年に渡る苦難の戦いがダール夫妻には
課せられます

8回の開頭手術を受け、障がいは
背負ったものシオの命は助かりました



そのシオのため、
イギリスの田舎で暮らす選択をした
ダール夫妻

ほどなくして長女オリヴィアが通う学校で
風疹が流行り始めます

風疹の予防接種は
アメリカでは普通のことだったんですが、
まだ戦後で貧しかったイギリスにおいて
ワクチンの、ガンマブログリンは貴重品

俳優とはいえ中堅どころのパトリシア
それほどリッチではなかったのです

それは夫のダールも然りで

だから
大病を患ったシオの分しかワクチンを
確保出来なくて、接種を受けられなかった
オリヴィアは重い風疹に罹り命を落として
しまったのです

もし、あのままアメリカにいたなら
ワクチンを打てたわけで、そうすれば
オリヴィアは助かったのではないか?

言うても詮ないことですが、、、

娘を亡くし、ダールも意気消沈で
彼は大人同士の付き合いは下手だったかも
ですが、反面子供とは目線を揃えられた故に
優秀な児童文学者たらしめたと思うのです

その証拠に我が子には
愛情とも、友情とも読み取れる接し方が
出来ておりましたから

ですから夫妻はこの哀しみを
手を携えて乗り越えて行けたのですけれど、
しかしまた不幸の波が、ダール家を飲み込も
うとしていました

第五子を妊娠中のパトリシアが、
脳卒中で倒れてしまったのです



続きます