前記事の通り、今回は野口健プロジェクトのテント村利用で、月曜~火曜1泊2日のボラ。


名古屋から七尾市に直で行くと、約260k、3時間で行けるから、朝8:45集合のためなら余裕をみて朝4時出発でも間に合う。


しかし、深夜・早朝の運転ばかりしてると、結構疲れが溜まってくるので、今回は前乗りして「道の駅 氷見」で車中泊にした。


近くの「はま乃食堂」でカキフライ定食を食べて、



道の駅隣接の「氷見温泉郷 総湯」に浸かり、




道の駅で車中泊。

朝起きると、ちょうど正面の海から朝日。



ボラ指定駐車場まで能越自動車道で30分くらい。

テント村の受付はボランティア作業終わってからとなっているので、最小限の荷物だけ持って七尾市文化ホールへ。


七尾を含めて5場所のボラをやってみたが、ここが一番広いボラセンで、集まるボランティアの人数も50人以上と多い。

多いが故の問題も出てきてるようで、今回、初めてのミッションが与えられた。

個別訪問による聴き取り調査とポスティング、ちょうど前日の日曜から試行が始まったようだ。

作業依頼件数に対してボランティアの作業件数のほうが多いみたいで、自然体で行くとボラセンの閉鎖がそう遠くないということ。

現地社協としても、それがニーズがないのか、単なる遠慮や知らないから依頼が来ないのか把握できていないので、それで閉鎖してしまっては取り残される被災者が出てしまうから、ボランティアを活用して調査することになったそうだ。

住宅地図でエリアが決められて、チラシとアンケート用紙を持って2人1組で訪問。



昼間なので留守宅も多いし、エリアによっては見た目にも、話を聴いても、明らかに被害が少ないところもあって、すぐには大きな成果に結び付かなかったが、地道な調査でニーズと実態を明らかにするのは、他の市町村でも必要なことだ。

七尾市の被害が少ない訳ではなく、七尾駅に近い神社の大きな石灯籠は崩れたままだし、



テント村のある運動場の、体育館の土台のコンクリート壁も大きく崩壊して、巨大土嚢で仮補強してあるだけだった。




1日目が終わってから行った銭湯の横にも、倒壊した家がそのままにされていた。


七尾は能登半島の中では中心となる大きな街だが、ボラセンとなっている文化センターですら、まだ下水が復旧していないので仮設トイレを使っている。もう100日以上経ってるのに。



手付かずとは言わないが、遅々として進んでいない。


先週の穴水町は、奥能登に行く中継点でもあるので、何度もバスで通過していて見慣れた景色なのだが、3月には手付かずだった半壊の民家を、重機で解体している現場が少しは見られるようになっていた。でも七尾市では見かけなかった。



重機、オペレーター、業者、どこかに余ってないものか?


先日、中田英寿らが小型重機のライセンスを取って今後の災害復興に活かす、という記事を見たが、自分が今から資格取ったとして、実戦で使えるレベルになるのか? それを活かせる現場があるのだろうか?





七尾の花見スポット「日用川の桜並木」はちょうど満開だったが、被災地に本当の春が来るのは、まだ先だ。