2012年2月22日のデビューから12年。


毎年恒例のバスラ(バースデイライブ)が一昨日開幕した。




乃木坂としては7年振り2回目のさいたまスーパーアリーナでのライブ。

会員先行の1次・2次は撃沈して、最後の望み、一般販売の抽選でも外れ。

さいたまのキャパはmax3.7万人ということだから、4days公演、1枚/約15万人分もゲットできなかった訳なんだけど、



ポジティブに捉えれば、12年経っても乃木坂の人気がキープできてるってこと。

今、k-pop全盛で、オジサンは全然ついて行けない(行く気もない)んだけど、

今日まで3日間を配信で見てきて、やっぱり楽曲の良さ、歌詞の味わい、思わず共鳴してしまうメンバー全員の思い入れの強さ、どれを取ってもk-popでは得られないものだということを強く思った。



今回のバスラは、12年間を4つに分けて、年代順に楽曲を披露する形式で、

初日は、デビュー曲『ぐるぐるカーテン』を全員が当時の衣装を着て披露するところから始まり、


紅白初出場の時に披露した初期乃木坂の名曲中の名曲『君の名は希望』で締めくくる完璧なセットリスト。

個人的な白眉は、隠れた名曲『失いたくないから』を、各期の歌姫、3期の久保史緒里、4期の林瑠奈、5期の中西アルノの3人だけで、ハモりで披露したこと。


この曲は、これまでも全員で一節ずつ歌い繋いでいくようにライブでは大事に歌われてきた曲だと思っているが、それを深化させて、歌うまメンバーでじっくり聴かせる演出にしたことがオジサンには沁みた。

初日の2011~2014年は、現役メンバーがまだ誰も加入していない時期で、その頃からの自称古参ヲタ(って言ってもいいよね?)が見ても何ら違和感を感じない乃木坂感が続いていることが嬉しい。

Day2は2015~2018年、初期重要メンバー(深川麻衣、橋本奈々未)の卒業を迎えた頃、そして3期生が加入してきた頃で、ジブンが一番チケットを獲りたいと思ってエントリーした日。


深川の卒業曲『ハルジオン』に、


橋本の卒業曲『サヨナラの意味』、

どちらも変わらず当時と同じように、客席が同じペンライトの色に染まるのを見ると、あの卒コンの風景が甦ってくる。

アンコールのラストは『悲しみの忘れ方』。
乃木坂の初ドキュメンタリー映画の主題歌で、乃木坂に常につきまとうアイドルらしくない「憂い」という感情の源泉を再認識した。


そして今日のDay3、2018~2020年、つい最近のことのはずなのに一番エモかったような気がする。


オープニングは近年の代表曲『シンクロニシティ』。

この曲のセンターだった白石麻衣に憧れて加入してきた、現キャプテンの梅澤美波がセンターで披露するのは定番ではあるけど、メロディーの美しさ、衣装や振付の乃木坂らしい美しさと清楚さ、そして、分断の時代を象徴する(象徴しているし、それを否定するメッセージが込められた)秋元康による歌詞、

全てが乃木坂らしさに溢れていて、これだけでこの日のライブは成功したも同然。

2曲目も梅澤唯一のセンター曲にして、ジブンが大好きな『空扉』。

この期間は4期生が加入してきた時で、創業メンバーがほとんどいなくなって、新世代乃木坂が形成された重要な時期。

更に、コロナ禍というエンターテイメント界全体が大きなダメージを負ったときでもあり、

その渦中に配信で発表された『世界中の隣人よ』を、誕生記念のお祭りイベントで、特に個人的に期待している5期生の奥田いろはチャンを含めた歌える6人で披露したのは、


乃木坂としての矜持を感じてエモかったな。

そして、歴代エース、生駒ちゃん、まいやん(白石麻衣)、なーちゃん(西野七瀬)が卒業した期間なので、そのエースのイメージが強い曲をまとめて聴くと、時代が変わったことをしみじみ思った。

アンコールのラストは、まいやんの卒業曲を梅澤がセンターで披露して終了。



これで3日間、約90曲、乃木坂の歴史10年を辿ってきて、明日はいよいよ最終日。

2021~2024年、5期生加入の期間、生田・秋元・飛鳥という1期生の最後のメンバーが卒業した期間、そして、卒業を発表した山下美月がバスラに参加する最後の日。

絶対にエモいはず。

ご興味のある方は、配信はまだ買えるので是非!

来週の木~日曜にリピート配信もあるので、4日間全部見直すことも可能!


詳しくは乃木坂46公式HPへ。