ちょっとだけタイトルを変えてみました。
GWの南アルプス2泊でしたが、2日目は栗沢山です。
北沢峠に2泊といえば、仙丈と甲斐駒の2つを攻めるのが定石なわけですが、
この時季の甲斐駒は結構時間が掛かると、昨日、山小屋での雑談で出ていたので、余裕を持って帰れそうなところに決定。
朝、というか深夜、テントに何か降りかかるような音が・・・。雨?
眠いし面倒なので、そのまま寝てましたが、朝、起きて確認すると、

少し雪が積もってる。
出発する頃には、昨日と同じ、晴れ。
仙水峠から仙丈方面を見る。山頂にガスが掛かってるが、風で流れそう。

(この風が曲者・・・。)
峠の分岐。左(甲斐駒ケ岳)には行かず、右(アサヨ峰)へ。

最初は、木々を縫うように登っていく。トレース(多分、昨日の)をたどる。

途中から、森林限界を超えて、吹きっさらしになる。

この風がやっかい。昨日とは大違い。風に背を向けて止まっている時間がもったいない。
といいつつ、止まった時は写真も撮る。早月尾根方向。一番奥(左)のポッチが地蔵岳のオベリスク。

岩場が出てきてしばらくすると、トレースがなくなる。うーん、引き返してるなあ、これは。
確かに、キツイ。無雪期なら何ということない岩場だと思うけど、雪と氷と岩がミックスになると、急に難しくなる。
かなり真剣に登ったので、そのキツイ岩場の写真なし。登りきって振り返った写真がこれ。

ここは峠からの標高差450mで、ほぼ真っ直ぐに尾根を登るだけなので、普通なら1時間で行ける、と皮算用していたが、1時間40分近くかかって、ようやく登りきる。

着いたとたんに目の前が開けて、昨日も見た最高にカッコイイ北岳がドーンと。
なんのためらいもなく「あー、着いたー!やったー」と声が出る。
この時点で、目指していたアサヨ峰は、あっさりと次の機会に譲ることに。
(まだこの時8:10なので、行って行けないことはないが、帰りのルートに不安があった。)
断念したアサヨ峰。近いなあ。行けたなあ。

でも、この栗沢山頂上の展望も絶品。
甲斐駒と右奥の八ヶ岳。

またまた北岳のアップ。

塩見岳を中心に南アルプス南部方面。

もう、急ぐことはないし、強風で冷え切った手足の指を温めるため、頂上の岩陰でゆっくり休む。
30分以上、この展望を楽しみながら頂上滞在。もちろん、誰も来ません。ずっと貸切。
下りは登りと違うルート。ただ、頂上の道標の向きがアバウトすぎて、どこから降りるのか、少し探す。
もちろん、トレースなし。この数日、誰も歩いていないであろうルート。
下り始めても、トレースはないは、赤テープや、岩場のペンキ印もないは、
はっきりいって、どこが登山道かわからん
たまーに赤テープを発見してホッとする。
でも、たまーに、ダケカンバに色あせたテープがぶら下がってる、と思ってそちらに向かうと、
ダケカンバの樹皮(あのカンナ屑みたいな皮)だったり。「騙されたー!」
結構、急な下り斜面では、そうそう、ずっとここまでアイゼンなしできていて、
まったく立っては歩けないので、後ろ向きになってピッケルで制動しながらズリ落ちるように下りたり、
なかなかハード。
でもある意味、実力と言うか、応用力を試されるような下りで、楽しかった。
結局、登りと大して変わらない時間を掛けて、ようやくテント場に到着。プチ生還、っていう感じ。
(慣れてないビギナーさんには、このルート、絶対にオススメしません!)
あとは、ノロノロとテントを撤収し、また、あの場所へ。

で、また、ビールですよー。しかも、生ビールですよー

小屋のスタッフと今日の話していたら、昨日、栗沢山で引き返したというお客さんを呼んできた。
「あの岩場がきつくてねー。引き返しました。」って。
夏の最盛期だったら、スタッフにこんな余裕はないだろうね。この時季の南アルプスならでは。
(北アではこうはいかんだろうが。)
1時間ばかりゆっくりして、往きよりは少し軽くなったザックを背負って、歌宿バス停まで1時間半。
この道中、今回は小鳥たちがよく歓迎してくれた。一番目に付いたのはルリビタキ君。

そんなこんなで、長くなりましたが、GWの南アルプスは、これにて終了。
最後に、南アルプスに来たら、これ。これでバッチリ疲労回復
