新入荷 | REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

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大阪の爬虫類両生類・特殊動植物専門店レプティリカスのブログです。旧ブログ・blog.goo. ne.jp / reptilicus3reptiles からアメブロに移行しました。最新の入荷や日常を書いていきます。
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マダガスカルの珍蛇が続きます。






シモフリブタバナスベヘビ(Leioheterodon.geayi)⚠️(後牙類)↓
ムジブタバナスベヘビ(Leioheterodon.modestus)↓⚠️(後牙類)
マダガスカルホグノーズの名前で流通するマダガスカル島に三種が産するブタバナスベヘビ(Leioheterodon)属のウチの二種類が入荷しています。
マダガスカルナミヘビ御三家の一角を担い(笑)古くから日本にも輸入されているブタバナスベヘビの仲間はブタバナスベヘビ属のみならず、マダガスカルでも最大級のナミヘビであるオオブタバナスベヘビ(Leioheterodon.madagascariensis)を含みます。
今回はオオブタバナスベヘビは入荷していませんが、ムジブタバナスベヘビ(Leioheterodon.modestus)とシモフリブタバナスベヘビ(Leioheterodon.geayi)が来ています。
オオブタバナスベヘビはコモロ諸島にも移入されて定着していますが、ムジブタバナスベヘビとシモフリブタバナスベヘビはマダガスカルにのみ分布しています。
シモフリブタバナスベヘビは他のブタバナスベヘビ二種と違って・・マダガスカルでも乾燥した地域に好んで棲み、砂丘や半砂漠の様な場所で見られる様です。
容姿は英名でもあるマダガスカルホグノーズと付けられている事からも分かる様に・・北米のシシバナヘビ(Heterodon)類に似ていますが、シシバナヘビ類よりも概して大型で、習性もシシバナヘビというよりはシシバナヘビと同じく北米に分布するゴファースネーク(pituophis)類に似ています。
マダガスカルにはブタバナスベヘビやシシバナヘビと同じように(鼻)に因んだ和名を持つ蛇がいます・・それがマダガスカルソリハナヘビ(Heteroliodon)です。
小型の地中性種で、かってはマラガシーソリハナヘビ(Heteroliodon.occipitalis)一種のみでHeteroliodon属を構成していましたが、現在は三種類がHeteroliodonに所属しています。
北米のクビワヘビ(Diadophis)やアジアのヒメヘビ(Calamaria)の様な外見を持ちますが乾燥した地域に棲んでいます。
此方の方はシシバナヘビやブタバナスベヘビと違い、ややシャベル状になった吻端部を使用して地中に潜って生活している隠棲的な習性の蛇で、日本には未輸入だと思われる稀種。
ブタバナスベヘビ類は極めて活発な昼行性種で、野生では広範な獲物を捕食しています。
両生類、爬虫類、小哺乳類、鳥類までと何でもござれのゼネラリストで(笑)、飼育下では魚肉を含む精肉にすら容易に餌付いて(聞いた話ではゆで卵すら食べた個体もいたそうです)、餌の面で難点が多いマダガスカル産のナミヘビ類の中では群を抜いて飼育しやすいヘビ達です。
飼育は通常の蛇類の飼育設備で良いのですが、注意点としては三種とも意外に高めの温度を好むので、導入当初はホットスポットを設置すれば活性が上がります(野生ではバスキングする事が知られています)
日本にはブタバナスベヘビが三種類ともマダガスカル便が輸入される度に入荷して来るので有難みが薄い(笑)のですが、ブタバナスベヘビ類もマダガスカル島独特の環境に適応して進化を遂げた興味深い種類なのです。
マダガスカルの爬虫類に付いて種類の紹介や解説が載っている雑誌は、クリーパー社刊・クリーパーNo.63「珍蛇百景」第8回・マダガスカルの珍蛇・解説・中井穂瑞領・2012年刊と東海メディア刊・ユニークアニマル第8号・林藤セシルのLizard Fanatic・ひと味違うMadagascarのトカゲたち・解説・林藤セシル・2005年刊に詳しいので興味のある方は御一読を。
価格・二種類とも20000円(税込み)






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