新入荷 | REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

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大阪の爬虫類両生類・特殊動植物専門店レプティリカスのブログです。旧ブログ・blog.goo. ne.jp / reptilicus3reptiles からアメブロに移行しました。最新の入荷や日常を書いていきます。
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新入荷しています。








異形のヤモリ↓

四肢は退化しています。↓

獲物を丸呑みにします。↓

クチボソヒレアシトカゲ(Lialis  jicari)
冷凍ヤモリを食べてます。

ジカリーヒレアシトカゲとも呼ばれるヒレアシトカゲ(Pygopodidae)の仲間で・・ホソヒレアシトカゲ(Lialis )属に分類されていて・・ホソヒレアシトカゲにはもう一種・・ニューギニアと南西部と南東部を除くオーストラリア大陸に広く棲息するバートンヒレアシトカゲ(Lialis burtonis )がいます。
こんな容姿をしていますがレッキとしたヤモリの仲間で・・顔を見ると納得がいきます。
ヤモリの仲間とは思えない姿ですが・・トカゲ類を見渡すと四肢の退化はアシナシトカゲの代表格たるヨーロッパアシナシトカゲが属すアンギストカゲの仲間やアコンティアスやエンピツトカゲを含むスキンク科を筆頭に・・・・テユー科やヨロイトカゲ科等でも四肢の退化した種類が見られます。
因みにヒレアシトカゲの名の由来は退化した後肢が魚の鰭の様に見えるところから・・以前はイザリトカゲとも呼ばれていたのですが(イザリウオもそうですねぇ・・あちらはカエルアンコウになりましたが・・)イザルが差別用語になる為に現在ではヒレアシトカゲと呼ばれる事が一般的です。
本種はニューギニア島のみに分布していて・・基本的に地上性で昼夜問わずに徘徊して獲物であるスキンクやヤモリ、アガマ、小型の蛇等を探して食べますが・・稀に共食いをする事もある様です。
本種と近縁種のバートンヒレアシトカゲ(Lialis burtonis)はヒレアシトカゲ科の中でも蛇的な容姿を持ち一風変わった雰囲気ですが・・この2種は餌を食べる時も風変わりで・・蛇類同様に可動性の高い頭蓋骨や歯牙を持つので、かなり大きな獲物でも丸呑みにしてしまいます。
クチボソヒレアシトカゲやジカリーヒレアシトカゲは爬虫類を主食にして丸呑みする為に収斂で蛇の様な捕食方法をとる様になったと考えられています。
色彩は多型であり様々なカラーバリエーションが知られていますが・・最近は国内でその様な色変わりの個体を見る機会は少なくなったどころか!ノーマルさえ見る機会が減りました(泣)
本種とバートンヒレアシトカゲは習性も容姿も面白いのですが、爬虫類食という事もあり不人気ですなぁ…餌の用意さえ出来れば比較的丈夫で飼育自体は殆ど蛇と同じ様な感じで飼えて容易な部類で・・ピンクマウスに餌付けて長期飼育されている方も少ないながらいます。
今回入荷した個体は状態も良くピンセットで冷凍ヤモリを動かしたら食べました!!
ジカリーにしては物怖じもしない人なつっこい良い子でケージの前に立つと寄って来ます(笑)
価格12000円→sale価格9600円(税込み)






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