今回は「隠れた名店」
ソープランド、場外馬券、ポルノ映画館、ストリップ…住むには適さないこの地には味のある店がいくらでもある。どこか分かるか?野毛一帯だ。日の出町を中心としたこのエリアは、知り尽くすには奥が深すぎる。日の出町駅を出て左方向、そうだ桜木町方面に行け。程なく左手に場外馬券場があるので過ぎた交差点を右だ。橋を渡るまで行け。どうだ、見えたか?多分分からないな。魚屋が有るだろ?その二階だ。その魚屋がやってる店だ。急な階段を上がりカウンターへ、まずは二~三品つまみで盛り合わせ、ビールを貰う。肉厚の切り方と活きの良い歯ごたえを楽しみながら胃袋に収める。壁一面の焼酎を眺めるのも一興だ。焼酎を生でもらい、煮付け、焼き魚を味わうといい気分になった。4~6人程度なら良いが、騒ぐな。呉々も階段は急だから気をつけろ。
今回は「川昌」
横浜の馬車道を知ってるか?横浜は間もなく開港152周年だが、当時の港と関所を結ぶ道が馬車道らしい。現在も由緒ある石造りの建物が数多く残っており、興味深い。時間をかけて散策したい。関内駅側から馬車道を海側に向かって歩き、関内ホールを右手に見ながら次の角を左、どうだ、見えたか?川昌だ。
昭和の雰囲気で店づくりされた店内は、カウンターが良い。テーブルは狭い。まだ、何屋か分からないだろ?鰻屋だ。鰻は古くから精力をつけるため暑い時期に食される。しかし、その血液は猛毒であるため、刺身として食す事はない。まずはビールとうな刺だ。?そう、この店ではうな刺が食える。淡白ながら味わい深い。皮も湯引きして供され、これも旨い。焼酎に切替え白焼を頼む。絶妙な焼き加減の白焼きは酒が進む。薄味系を楽しんだ後、肝焼串と肝炒めだ。ここは何故かベルギーを始めとする海外ビールがある。前は、キリンスタウト(一番絞りじゃないぞ)があった。あれは、名作。もう飲めないのが悲しい。店は狭いから団体は遠慮願う。5~6人なら個室がある。2~3人でこぢんまり呑もう。
今回は「鳴門」
青蛙みたいな色のおにぎり型の東横線が高架橋をガタゴト走っていた高度成長時代の反町を知ってるか?ソリマチじゃないタンマチだ。そのガード下には数々の飲食店がひしめいていた。今は、東横線は地下を走っており、高架橋の一部は歩道橋として残されているが、ガード下の風流な店々は姿を消した。悲しむなかれ!改札を出て通りを右に行け。いいから右に行くんだ。見えたか?鳴門だ。もう、昭和を感じる茶色い店だ。のれんをくぐると寡黙なマスターが出迎える。生ビールを頼み。まずは迷わずレバ刺し。焼き鳥屋であるがレバ刺しが旨い。狭い調理場で効率よく動くマスターを眺めつつ箸を進める。焼き鳥は早めに頼む。なぜか?注文が入ってから肉を切り分け串を打つ。・・・だからだ。味は任せてできあがりを待つ。レバ、シロはタレ、鶏は塩焼きに特製味噌だ。いずれも旨い。元々中華料理の調理人であったマスターは、中華料理も絶品。1品450円を超えないマスターのこだわりにも脱帽。店は8人程で満員になる。くれぐれも団体で行くな。二~三人でこぢんまり呑もう。ただし、日本酒はキクマサピンだ。