前回までのあらすじ
最速の4WDマシンの制作のため、GarageではR32 GT-Rの製作が続いていた。
前回までの作業で、ようやくLow&Wideボディーの整形作業も完成まで漕ぎ着けた。
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第9話:やっぱ塗装は楽しいにゃ!
Garage内のGT-Rの前に、何やら2つの形が描かれたプラ板が置いてあった。
暫くするとタマがカッターを持って走ってきて、ブツブツ言いながらパーツを切り出していった。
タマ「え〜と、これをこうやって、こうやるにゃん。そして。。。」
パーツが切り出されると、今度はフロントバンパーの左右にそれぞれ2つずつ穴を開けた。
そして、この切り出したパーツにも2つのピンを接着して準備完了したようだ。
こんな感じで設置され、更にピンを突き刺していくとしっかりとバンパーサイドに固定された。
どうやらカナードの様である。
わざと窪んだデザインのバンパーだったのは、この部品が入るためだった。
思っていたよりも簡単に固定できてタマも安心していた。
タマ「想像通り取り付けできて良かったにゃ!次はロールバーを作るにゃ!」
続けて、タマはロールバーの部品と車内パーツ(バスタブ)を準備した。
車内はすでにオフホワイトに塗装してあった。車内の滑り止めも兼ねているようだ。
さてロールバーの部品は5ピースあったので、ガイドが無いと組み立てられない。
しかも塗装を先にすると塗料が溶けて接着しにくいので、組み立ててから塗装がBEST。
タマはバスタブにロールバーを差し込みながら、バーの接合点を接着していった。
思っていたよりも簡単だった。
今度はロールバーだけを取り外して、塗装ブースへ運んだ。
もちろん、塗装はシロのお仕事!
シロの仕事は早く、モノの数分もするとホワイトに塗装されたバーが搬出された。
シロ「タマ〜! 塗装できたよ! どうだい?」
タマ「お〜!ロールバーは艶ありで正解だったにゃ!綺麗にゃ!」
シロ「良かった! じゃー、僕はまだ他のパーツの塗装があるから戻るね。」
そう言うとシロは塗装の準備室へと走っていった。
塗装準備室は、塗装前の表面処理やマスキングを行う場所。
ここには、GT-Rのドアパネルが作業を待っていた。
シロ「よーし! やるぞー!」
説明書を見ると、ドアノブの所のパネルが「パープルグレー」って色になるらしい。
今回はShow carでは無いので、こんな部分は純正色のままにしておこう。
では、塗装しない部分のパーツをマスキングしていこう! ドアノブも忘れずに!
マスキングが完成すると、いよいよ塗装だ!
と言っても指定色が工場に無いので、グレーにパープル+艶消しクリアの3色を混ぜて調合した。
塗装方法は、表面の質感を出すために遠くから砂吹き塗装を繰り返して、粒々感を出して仕上げた。
なかなかいい感じに仕上がった。
色は写真だと白く見えるが、いい雰囲気のパープルグレーになった。
シロ「これでよしっ! あとは最後にミッションケースの塗装が残ってるんだ」
なかなかカッコいい部品だが、少し色分けが必要だった。
エンジン下部やミッションケースはアルミだが、プロペラシャフトとかはセミブラック。
これもコツコツとマスキングしていく。
マスキングが終わると塗装ブースへ。
シュッとアルミ部分を塗装した。アルミは艶を抑えて半艶クリアーと混ぜた塗料を使用。
ミッションケースも無事に仕上がった。
レース車両がベースのキットなので、他にも沢山のレーシングパーツの塗り分けが続いていく。
とは言え、2人にとって塗装して綺麗になるパーツたちを見るのはテンションアゲアゲの作業だった。
あとがき
はい、90です。
実は先週、コロナに完成して一週間死んでおりました。
咳は出なかったけど、唾が飲み込めない喉の痛みと頭痛、発熱でぐったりでした。
熱は40℃までは行かなかったけど、まー辛い日々でした。
でも回復して、週末は家の中でユックリと....。
ってことで、1人でパーツ塗装をしていた訳です。 イジイジと。笑
一日かけてジャズをBGMに、休みながらユックリ作業したので、なんかリラックスできて良い時間でした。
やっぱプラモは、こう言った時のリハビリにも良いですね。笑
工作自体は足回りの車高調整等もあって面倒な奴もありますが、塗装作業は単純に楽しい。
残りの細かいパーツもユックリと仕上げていこうと思います!
それでは本日はこの辺りで、
おしまい。