野原しんのすけを抹殺するため、14年後の未来から殺人サイボーグが送り込まれる
・2002年再放送時には「ターミネーターだゾ」というタイトルに改められて放送された📺
その名の通り、SFアクション💥映画シリーズ🎦の金字塔「ターミネーター」のパロディー回
時系列的に言うと、放送当時📺の1997年時点では「ターミネーター2」までが既に放映🎦されており、自作の「ターミネーター3」が公開🎦されるのは6年後の2003年になる。
・新年1発目の放送📺が、SP回で始まるのは放送開始📺以来初
※厳密にいうと、1995年も新年1発目の放送📺はSP回だったが、どれも過去の再放送だったので除外
・挿入歌「ウキウキロックンロールドライブ」 SP6f以来2回目の登場 今回はBGMのみで歌声は流れない
・時は1997年1月3日の夜、謎の金髪の若い女👱🏻♀️が突如春我部駅前の噴水広場前⛲に現れ、スポーツカーに乗った若い男女4人組を襲うシーンから物語は始まる
そして理由は分からないが、この謎の女👱🏻♀️は野原家に向かってひたひたと歩みを進めている...
・ここで春我部駅から野原家までのルートが明らかになる
駅の西側出口を出て直進し春我部橋🌉を渡り、2つ目の通りを右折した先が野原家
・前年にひまわりが産まれたため、4人+1匹になって初めてとなるお正月を過ごす野原一家
・そんな一家団欒のひと時を過ごす野原家の元へ、突如大人の姿になった風間くんが現れる
この時は風間くんが脳内🧠で想像した💭、自身が小学生🏫・高校生・新郎・おじいさんになった姿だった
・今から14年後の2011年の未来からやって来たと言う風間くん 年齢は19歳
・風間くんであるという証拠はあるのかとひろしに問いただされる風間くん
ふと床に置いてあった大人気少年漫画「少年忍者吹雪丸」の単行本を手に取り、『あ~、この漫画の本僕のだ~!』と口にする風間くん
しかしこれに対し、『違うぞ、これは風間くんから借りたんだぞ~』としんちゃんが反論
『ほら、やっぱり僕のじゃないか~。やっぱりお前に貸しっぱなしだったんだな~。返せよ!』
・この二人の押し問答を見て、目の前にいる風間くんが、本当に未来から来た本物だと信じるひろし
・なぜ自分が2011年の未来からやって来たのか、その説明を始める風間くん
①2011年、コンピューターは反乱💥を起こし、人間を逆に支配しようと企む
②逆らう人間はコンピューターの作ったロボットによって殺されてしまうようになった
③しかし、ある日コンピューターの性能を破壊する💥ことに成功した一人のヒーローが現れた
⑤19才のしんちゃんは、メインコンピューターにクイズを出題する
『ふっ、簡単すぎる。ちり取り』と答えるメインコンピューター
しかし不正解音が鳴り、『(正解は)近所のカトリさんのオバさん👩🏻🦱。キレイ好きなんだぞ』と、自分以外誰も答えられないであろう正解を言い放つしんちゃん
これに戸惑ったメインコンピューターは、しんちゃんにもう一問クイズを要求する
・その要求に応え、『いつも巣にいない鳥は?』と出題するしんちゃん
「カラス」だと即座に答えを導き出したメインコンピューターだったが、先ほどの一件があったため、(コイツのことだ!まともな答えではあるまい)と推察し💭、悩んだ挙句、『答えは家出中の鳥!』と解答するも、再び不正解音が鳴りまたまた不正解となる
『答えはカラス、常識だぞ』と今度は一転して、なんのひねりも無い正解を言い放つしんちゃん
焦ったメインコンピューターは、しんちゃんに更にもう一問クイズを要求する
・その要求に応え、『原田くんは夕ご飯に寿司と唐揚げ🍖とハンバーグが出ましたが、どれも食べれませんでした。どうしてでしょう?』と出題するしんちゃん
この問題に対し、答えはお腹がいっぱいか、どれも好きじゃなかったかの2択に絞り込んだメインコンピューターは、悩んだ挙句、『どれも好きじゃなかったから』と解答するも、再び不正解音が鳴りまたまた不正解となる
慌てふためき、『お腹がいっぱいだったのか?』と思わず尋ねるメインコンピューターだったが、『(正解は)気が向かなかったから』というまさかの返答に、辛抱しきれず思考回路が思わずショートし、とうとう壊れてしまうメインコンピューター
⑥コンピューターは壊れてしまう直前に、子供時代の野原しんのすけを抹殺するため、14年前である現代(1997年)に、刺客としてサイボーグ🤖をタイムマシン💫で送り込んだ
そのサイボーグ🤖こそが、冒頭で登場した金髪の若い女性👱🏻♀️なのであった
本家「ターミネーター」で言うと、しんちゃんがサラ・コナー、サイボーグ🤖がT-800に当たる。
余談だが、本家の「ターミネーターシリーズ」で女ターミネーターが初めて登場するのは。シリーズ3作目🎦「ターミネーター3」(2003年公開)のことであり、パロディーであるこちらのほうが6年も早いことになる。
⑦時を同じくして、たまたま自身が入った大学にコンピューターと戦う💥組織🏢があって、2011年の風間くんはそこへ送り込まれる
⑧更にしんちゃんを守るための戦闘員⚔️は、まさかのあみだくじによって決められ、その結果まんまと風間くんが選抜され現代(1997年)の野原家に送り込まれたのだった
風間くんの他に選ばれた戦闘員⚔️候補は、かわの・たか田・つつみ(作画監督:堤規至)・きたの・ゆあさ(脚本:湯浅政明)・はら(2代目監督:原恵一)
・つい興味本位で、風間くんに未来の自分たちに関する質問攻めをする野原一家
『ウチのひまわりは2011年にはどうなってんのかしら?』とみさえ
『オラ、森高千里と結婚してる~?』としんちゃん
しかし風間くんは気まずそうに目を逸らし、『知りたいですかぁ?』と言葉を濁す
この返しに動揺した野原一家はそれ以上なにも聞くことが出来ず、結局その後、未来の話について触れられることはなく、意味ありげな含みを残したまま終わる
余談だが、未来である2011年の事を話すのを風間くんがためらうこのシーンには、一部のファンの間やネット上で、『作者は自分の死を予知していた!?』という都市伝説が存在します。
その内容というのが、「クレヨンしんちゃん」原作者の臼井儀人さんは2009年9月11日にお亡くなりになり、残されていたストックの作品で連載は続くも、2010年には連載終了を迎えています。
漫画原作でこの回が描かれたのは1996年のことで、原作者の臼井儀人さんが亡くなったのが2009年。
未来の風間くんに野原一家が質問をし、なぜか風間くんが言いよどんだのが2011年の未来の話(原作では2010年)
意図して書かれたかは別にして、作品の将来を予測したのかと思えるほど一致していたため、このような都市伝説まで流れるようになったようなのです。
※ちなみに歌手の森高千里は、放送当時📺から2年後の1999年に俳優の江口洋介と結婚
腰のところに運転スイッチ🟢があり、それを切れば良いのだが、近づくことも危険とのこと
・そうこうしているうちに、殺人サイボーグ🤖が野原家に襲来💥
野原家に向かう途中、春我部橋🌉の路上で大量の野菜を積んだ輸送トラックを襲い、武器⚔️となる野菜🥒を調達していた
ただしこのサイボーグ🤖、身体は強靭なのだが、頭は弱かった
・まず初めにプチトマト🍅、カボチャ🎃を投げつけて先制攻撃
次に大根、長芋🥔、小松菜🌿、蓮根を手に取り、しんちゃんを守るために割って入った風間くんを叩きのめす
・しんちゃんを抱きかかえて2階へ駆け上がり、ひろしの書斎経由で屋根の上へと避難する風間くん
屋根の上で1対1となり、サイボーグ🤖のフライングキック🦵を間一髪で避けるしんちゃん
1階和室に落下して動けなくなったサイボーグ🤖の運転スイッチ🟢をOFFにする風間くん
しかし喜んだのも束の間、風間くんが押したのは運転スイッチ🟢ではなく、おやすみタイマー🔵だったのだ!
サイボーグ🤖自らおやすみタイマー🔵を解除し、しんちゃんを襲う!
サイボーグ🤖の魔の手から逃れるしんちゃんは、和室の押し入れを開け、まるで雪崩のごとく布団をサイボーグ🤖の上に落下させ、下敷きにさせる
更に押し入れからアクション仮面の人形が降って来て、倒れたサイボーグ🤖の運転スイッチ🟢の上に運よく当たり🎯、今度こそ電源を完全に停止させることに成功!
・これで人類の未来が救われると安堵するも、未来へ帰る前にサイボーグ🤖が破壊した💥屋根の修理🔨をするよう、みさえに要求されてしまう風間くん
・しんちゃんから返してもらえなかった「少年忍者吹雪丸」の単行本を手に取り、不貞腐れながら野原家を後にする風間くん
だがそれは現代(1997年)の風間くんの手には戻らないことを意味しており、現代(1997年)の風間くんは、見つかるはずもない単行本を懸命に探していたのだった...
以上