マスクが届きました。
いわゆるアベノマスクです。
どう活用するか。
の前に…
2011年3月11日 東日本大震災の時皆さんはどこでどう過ごしていましたか?
私は配送の仕事中でその瞬間踏切の信号待ちをしてて、車体が大きく揺れたので「今日は電車の風圧がすごいなぁ」って思ってました。
配送をしてると納品先でみんながテレビに釘付けになってて、私が来たことに気づかない人もいました。珍しいなぁと思いながらも私がテレビに目をやることはなく、仕事も終わりに近づいた頃仲のいい納品先の方が「大変なことになってる」とつぶやいてる声で初めてテレビを見ました。
私が言った一言。
「どこの国のことですか?」
津波の光景は映画か遠い他国の事にしか思えませんでした。
〜*〜
snsで仲の良かった名古屋の方がその日東京に遊びに行ってたのです。
彼女は東京の友達宅に泊まってたのですが、電車は止まり、タクシーは待てど暮らせど全く来ないので、諦めて友達宅へ向かって歩いたそう。
自販機は全て売り切れ、コンビニには水分も食料もなく、お腹が空いても食べる物もなく、唯一持ってたお水を少しづつ飲みながら、暗いので同じ方向の人達と一緒に歩き、明かりのある場所でみんなで肩を寄せ合いながら休み、励ましあいながら辿り着いたそうです。
辿り着いた時は夜中。
着いてもすぐには名古屋には帰ってこれませんでしたよ。
彼女の経験から、私は外出する時は必ず水分を持っています。
いつ何時何が起こるかわからないから。
なぜこんな話をしたかというと…
確かにマスクは小さいし、異物混入やカビがあったのは事実でしょう。
その後マスクは配布する前に集められ、一つ一つ点検をしていたので配布が遅れた理由の一つはそこかもしれませんね。
私ね、思うんです。
色んな事があって、対策が遅かったり、優先順位がおかしいとか、確かに思うことはあります。
それでも、このマスクは人の手で作られた。
機械が布を折って紐を通し袋詰めをしたとしても、最後は郵便局員さんが1軒1軒届けてくださった。
郵便局員さんだって一人の人間ですから、色んな思いはあるでしょうが、それでも仕事として個人的な思いは横に置いて届けてくれた。
私はそこだけに焦点を当てて、ありがたくいただきます。
そして活用します。
震災の時、怪我をした時の応急処置で生理用品で止血をするということを聞きました。
いざという時、マスクとして活用するもよし、他の活用もできるはず。
ペットが怪我をした時だって使える。
そのままが心配なら一度洗っておけば良い。
経験を活かす。
震災を忘れちゃいけない。
ってこういうことなんじゃないかって、私は思う。
Arthur