ハロウィンのあったこの週末を、僕はテキサス州のフォートワースで過ごしています。

ハイスクールツアーも無事に9週目を終え、明日から10週目に入ります。

ツアーが後半戦に入ってからは身体の疲労感が残りやすくなり、今日は朝から身体を休めて映画を観させていただきました。(それでもパソコンでやらないといけないことは意外とたくさんあって、それら作業を進めてはおります…)

さてさて。

今日選んだ映画は「天使のくれた時間」(英題 : The Family Man)です。皆さんは観たことありますか?ニコラス・ケイジティア・レオーニ主演の作品です。僕はこの作品が昔から大好きで、何度も観ています。

テーマは「もしも、あの時別の選択をしていたら?」
全く別の生き方をする"自分"をすばらく経験してしまうお話しです。
登場する子供たちもとても可愛くて、友人や妻との関係もすごく美しいです。エンドロールまでじっくりと楽しめる作品となっております。

ラブストーリーですが、自分の人生においても大きなヒントを与えてくれる作品だと思います。「あの人が好きだけど、告白できない…!」な〜んてお悩みの方は勇気をもらえるかもしれませんョ! まだ観たことない方にはとてもオススメな作品です。

ところで。
僕も仕事を通じて別の人生を経験することがあります。

今回のアメリカツアーもそうですが、期間が1ヶ月を超えて長期遠征になると人間関係や環境から自分にとって最も居心地の良い過ごし方をするようになります。

例えばドイツに7週間滞在した際には、毎朝同じベーカリーでコーヒーとクロワッサンを頂きました。すると、数日後にはお店に顔を出すだけで決まったものを出してくれるようになりました。他にもランニングのルートが決まりお気に入りの場所ができたり、挨拶する人ができたりもします。ひとつひとつの現場で出会う新しい人たちと築く関係も仕事内容もその時ならではのものです。

性格が合う人もいれば、どうしても合わない人もいます。
そうした関係からできる自分の立ち位置と居場所、新たに発見する自分の良いところと悪いところ、自分への失望と新しい希望。

…というような様々な状況を作りながら過ごしても、全てを日本に持って帰ることはできません。反対に日本にあるものを持っていくこともできないからこそ、その場所で全く新しい自分の「生き方」ができあがります。

こうした経験ができることも、この仕事の非常に楽しいところです。

僕も早く人生を安定させたいと思う反面、安定してしまうことが本当に自分の人生においてゴールなのかと考える今日この頃。

あなたは生きたかった人生を歩んでいますか?