たくさんたくさん泣きました。
もうこれでもかと言わんばかり。
映画館ではなく、自宅で観て良かった。
‘記憶’そのものにアプローチした映画。
‘記憶’そのものが、ある一定の時間しかもたない主人公を描いた映画『博士の愛した数式』を観たときも、その想像を絶する孤独感、不安感に絶句してしまいました。
けれど今回は、主人公の、その‘記憶’というものが、徐々に失われていく、ゆるやかにゆるやかに底なしの暗闇の中に吸い込まれていくその過程を描いた映画でした。
途中思わず観るのを止めてしまおうかと思ったくらい、私は辛かった。
けれど、何とか最後まで観通せたのは、妻の、その無心の包み込むような、主人公への大きな愛を感じることが出来たからかもしれません。
有効期限を突きつけられた病も、途方もなく辛いものだけれど、病と共に、ゴールの見えないただゆるやかに暗闇に向っていく孤独感や不安感というもの。
決して比べるものではないけれど、でも、どこか私も共感したところがありました。
でも、一つだけ確信したことは、自分は、家族や周りの人に支えられているということ。
周りのすべての人たちに、
「いつもありがとう。」
と、思わず声を大にして、言いたくなりました。