今朝はあまり冷え込まずほっとしました。

庭の温度計は− 6.2℃。
世間では概ね仕事始めだったのでしょうね。
5時50分にはこんな田舎でも幹線道路にはもう通勤と思しき車が出始めていました。



なんとなく世の中のざわめきを感じる朝となりました。




今日はある男性と会う約束をしていた


2年ぶりの再会

スタバで待ち合わせ

久しぶりのスタバ

ちょっとオシャレする

耳にはイヤリング

何年ぶりだろう

少し早く着いて入り口で待つ

程なくしてやってきた男性


挨拶もそこそこに店内へ入る



男性「コーヒーか紅茶?」


私 「私、違うものを頼んでもいい?」


カウンターの前で注文の順番を待ちながら


私 「〇〇がフラペチーノを飲みたがっていたから」


男性「え?」




あ、聞こえていない…

私は口を紡ぐ


男性は左耳が難聴

だから右側に立って話をしたのだけど…

そういえば、以前もよくこんなことがあったな



仕方ない



娘の名前を人前で口にしたのは久しぶり



男性は娘が自死したことを知っている数少ない人物の一人




注文してから空いている席に座る


隣の席には初老の男性が一人座っている


隣の人に話を聞かれるのは嫌だな…


そんなことはお構いなく男性は話を始める


 

男性「今何か仕事してる?」

 

私 「ううん」


首を横に振る




注文したフラペチーノをスタッフが声にするのが聞こえた


急いでカウンターに向かう



目の前で抹茶クリームフラペチーノにカスタマイズをしてくれる


ソイミルクに変更


バニラシロップ抜き


ホイップクリーム増量


氷少なめ





美味しそう



スタッフ「ごゆっくりお席でお楽しみください」


笑顔でマニュアル通りの挨拶



私も微笑んでカップを受け取る






男性は私の近況について尋ねる



私は言葉少なに答える




抹茶フラペチーノのほろ苦さ


後からホイップクリームでまろやかになる



〇〇だったらバニラシロップは抜きにしないね





男性はメールで予め知らせてくれた自身の近況を口にする


定年後の延長が一年しか更新できず昨年から無職だと

ショックで荒んだ生活をしていること

母親の介護のこと

自由な弟と相変わらずの関係だということ




静かに私は話を聞く








店を出てから別れ際に男性は言った




男性「お互いに辛いけど、健康だけには気をつけて家庭菜園をやったりとかして‥ね」





え?



お互いに辛い…?




男性にとっては、私が娘を失くしたことと自身の職を失ったショックと同じ次元なんだ








急に男性と自分の距離が遠く離れていくのを感じた









もう会うことはない









きっと