今年は娘がいなくなってから初めてゴールデンウィークに出かける予定を立てました。
今まで、こんなに混雑する時期にわざわざ行く気にもなれませんでした。
それに、どこへ行っても家族連れや友達同士で出掛けている人たちに混じって、自分がひとりぼっちでいることが寂しく惨めに思えたからでした。
今年は何故か‥
自分でも不思議です。


そんなこと気にしていたら、行こうと思った時に行かれずじまいになってしまうのではないかしら‥
行かれないまま二度と行かれなくなってしまうかもしれない。


そう思ったのです。










娘と泊まりがけの旅行に出かけたのは、確か娘が中学1年生の時が最後


行き先は京都

中学3年生には修学旅行で行くところ

修学旅行の定番

娘には深く日本の文化にふれてほしいな

教育熱心な親でもないのにそんなことを考えていた

だから小学生の時にも一度連れて行った

娘は嫌なそぶりもせずに

私の独断の旅についてきてくれた




まだオーバーツーリズムになる前の京都




娘のリュック姿を思い出す


私が教えたわけでもないのに


お寺に着いたら


まず手水を作法通りに使っていた娘


感心してしまった








もう二度と


その姿を見ることはできない














行き先はもちろん今年も同じ

娘と行った寺院

新しい場所も行ってみようか

そう思っても

結局いつも同じ場所



それでいいよね


〇〇








あなたとの思い出を忘れないように


ずっと胸に刻み続けるために



ママは今年も行くんだもんね









それより



歩けるかな



自分の身体が心配になる


杖を持って行った方がいいかな



だって


もうママは以前のように歩くことができなくなってしまったんだもの




その前に


京都に辿り着けるかしら


不安が膨らむ



車で4時間

新幹線に乗り換えて1時間半



長い道のり







身体が動くうちに



行かれるうちに


行かなくちゃ








来年自分が無事でいるかわからない



そうでしょ


〇〇






コロナが終息したら


また京都に一緒に行こうね


ママはそう言ったのに









もうあなたはいない








わすれな草




道端にひっそりと咲いていました