レンタルDVDで鑑賞
難しいと聞いていたので敢えてDVDまで待ちました。
2023年
1955年、アメリカ南西部の砂漠の街アステロイド・シティ。隕石が落下して出来た巨大なクレーターが観光名所となっているこの街に、科学賞を受賞した5人の少年少女とその家族が招待される。子どもたちに母親が亡くなったことを言い出せない父親、映画スターのシングルマザーなど、参加者たちがそれぞれの思いを抱える中で授賞式が始まるが、突如として宇宙人が現れ人々は大混乱に陥ってしまう。街は封鎖され、軍が宇宙人到来の事実を隠蔽する中、子どもたちは外部へ情報を伝えようとするが……。映画.comより
冒頭でテレビ司会者が、「アステロイ・ドシティは存在しない」と言っており、
この街での話は劇中劇なのは誰でも知ってからスタート。
アステロイド・シティの場面はカラーで、
それを作っている劇作家の場面はモノクロ。
時々劇中劇の俳優たちがモノクロの制作画面に現れます。
アステロイド・シティでの大まかな内容は、
授賞式→宇宙人を見た→監禁された。それだけ
登場人物たちの話のキャッチボールが普通では無いです。
とんちんかんの会話。
劇中劇は1955年の冷戦時代が舞台なので、
核実験の場面が映し出されます。
でも街での大事件は宇宙人を見たということ。
もし宇宙人を見てしまったら、日本でも隔離されるのか?とか思った。
小ネタは相変わらずたくさんあります。
スカーレット嬢の全裸は多分替え玉(と、見た男が言ってた)
アンダーソン監督は日本通。
セリフの中に「北条時行」の名前が出て来ました。
私知らないので調べました。北条氏最後の当主だそうです。
背景はCGかと思ったらスペインロケ。
大道具小道具もCGでは無くて作り物。
二重構造の入り子の場面ですが、
劇作家の場面も本物なの?と疑いました。舞台っぽいのよね。
これも劇だとしたら三重構造になります。
「目覚めたければ眠れ」
劇中にこのセリフを唱和する場面がありますが、
この意味は分からず。
馬鹿馬鹿しいようで実は深い意味があるのかも。
全身被り物の宇宙人さえ有名な俳優さんが演じていますし、
監督作品でのお馴染みの俳優さんたちがゾロソロ。
マット・ディロン、相変わらずカッコイイです。
マーゴット・ロビーはエリザベス1世(以前演じた)のオマージュ?
ジェイソン・シュワルツマンは天才マックスの人なのね。
随分大人(オジサン)になったな~
もしこの映画を下調べ無しでいきなり観たとしても、
アンダーソン監督作品なのは明白です。
映画館だったら見逃し場面や聞き逃しセリフも多かったと思うので、
私はお宅鑑賞で正解でした。