フランスのコメディ映画。
フランソワ・オオゾン監督
京都シネマで上映中。
ベテラン陣にはイザベル・ユペール、ファブリス・ルキーニ、
ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエと嬉しいメンバー。
2023年
有名映画プロデューサーが自宅で殺された。容疑者は、売れない新人女優マドレーヌ。 プロデューサーに襲われ、「自分の身を守るために撃った」と自供する彼女は、親友で駆け出しの弁護士ポーリーヌと共に法廷へ。 正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチで裁判官や大衆の心をつかみ、見事無罪を勝ち取る。 それどころか、「悲劇のヒロイン」として一躍時の人となったマドレーヌは、大スターの座へと駆け上がっていく。filmarksより抜粋
もちろんマドレーヌは殺人を犯してはいません。
弁護士の親友と謀って無罪を勝ち取れると確信し、
正当防衛の悲劇のヒロインとして売りだそうという策略。
前半は裁判で勝利を勝ち取るまでですが、
絶えず頭の中にあったのは、
「本当の犯人は誰?」
名乗りでないと思いきや、魔女のような出で立ちのおばちゃん登場。
後半は魔女プラス、お馴染みのベテラン俳優陣が大活躍。
みんな狸です
薄っぺらいドタバタコメディだと思っていたら、
当時の女性蔑視風潮やセクハラ、参政権など色々詰め込まれてたて、
見ごたえがあったです。
中心の若い女性2人も可愛かったし、
ベテラン陣の駆け引きも面白く満足です。
1935年のパリが舞台ですが、戦争の影が無いのもホッとしました。
エンドクレジットには登場人物たちのその後を紹介。
最後まで笑えてとても楽しい作品でした