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フランス映画フランス

 

 

2022年

芸術の中心地パリ、オペラ座・ガルニエ宮。スシ屋の出前でやってきた青年がエリートレッスン生に見下され仕返しに歌ったオペラの歌真似がプロも驚くまさかの超美声!? 彼の名はアントワーヌ。ラップが趣味のその日暮らしのフリーターだ。そんな彼の才能にほれ込んだオペラ教師マリーはバイト先にも押しかけ猛スカウト!次第にオペラに興味を持ちはじめるアントワーヌは、“オペラ座とは住む世界が違う”と思いながらも、内緒でマリーとふたりのオペラ猛レッスンを始めるが――filmarksより

 

アントワーヌは昼は会計を学ぶ大学生。

バイトはすし店の配達で、夜はラップバトルで過ごす毎日。

格闘家の兄がアントワーヌの生活を支えています。

 

この一見粗暴に見えるお兄さんがいいのですグッド!

弟にはきちんとした職業について欲しいと地域の会計の仕事を望んでいます。

弟も兄を信頼しています。

 

ところが、オペラ教師マリーに出会い、その声を見初められ、

楽譜も読めないのにレッスンに参加。音譜

次第にオペラの魅力に取りつかれるアントワーヌ。

 

でも彼の環境がそれを邪魔します。

兄は薬物で逮捕され、ラップバトルは対立する地域の青年たちと、

悪口の言い合いで、ついに手が出てしまう。ダウン

因みにアントワーヌが兄に差し入れしたポスター笑えます。

 

その辺りは、私もアントワーヌにオペラは無理では?と思いました。

でも、兄を愛し地区を愛していたアントワーヌの本音は違ったのです。

彼は自分の居場所はここでは無いと感じていた。

これまでの生活に満足していたわけでは無い。

会計士になりたいわけでも無い。

 

オペラ家志望の上流階級の受講生に混じって、

アントワーヌは実力を発揮できるかはてなマーク

兄は許してくれるかはてなマーク

 

アントワーヌ役のMB14氏は本物のラッパーだそうですが、

実は美声で、この作品でも本人がオペラを歌っているそうです。

また本物の大物テノール歌手ロベルト・アラーニャも本人役で出演。

 

最後オーデションで「誰も寝てはならぬ」を歌うアントワーヌの場面で、

ベタだと分かっていても目頭が熱くなりました。