フランス革命時代の片田舎が舞台。

 

 

2022年公開

フランス革命前夜の1789年。宮廷料理人のマンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、公爵(バンジャマン・ラヴェルネ)主催の食事会で創作料理「デリシュ」を提供するが、料理にジャガイモを使用して貴族たちの不興を買う。公爵に解雇され、息子(ロレンツォ・ルフェーブル)を連れて実家へ戻ったマンスロンのもとに、ルイーズ(イザベル・カレ)が料理を学びたいとやってくる。シネマトゥデイより

 

映画の前置きによると、

世界初のレストランの物語で、

当時は庶民が利用するレストランは無かったとか。

 

プロの料理人たちは貴族に雇われ、

雇用主の貴族たちのために料理を作っていた。

貴族のために作曲していた音楽家たちと一緒だね。

 

屋敷を解雇されたマンスロンは実家の旅籠に戻りました。

当時は旅の途中の宿がメインで、食事は二の次だったようですが、

マンスロンは息子と弟子志望の女性とレストランを始めます。

今度は貴族の注文では無くて、自分が作りたい料理を作れます。

そこは貴族も村の人も訪れる階級のないレストランでした。ナイフとフォーク

 

ところが元の雇い主が、彼の仕事をかき回すことになります。

貴族の男は自分勝手で、庶民は自分の持ち物としか思っていません。パンチ!

 

でもこの時代、パリでは民衆たちの不穏な動きが湧き始めていた。

マンスロンの元雇い主は、

この時代のフランスの貴族をひとまとめにしたような設定です。

 

一方、弟子志望の女性の素性など意外なことがありましたが、

彼女がいたから出来たマンスロンタのレストランです。

 

そしてすったもんだの数日後、パリではバスティーユが陥落。

彼の元雇い主もどうなったのか…汗

 

今回は、マンスロンのじゃがいも料理にスポット。

当時貴族はじゃがいも料理を馬鹿にしていたようですが、

本当は美味しいのです。でも貴族の見栄があり汗

 

因みにチラシにも前置きにもあった「世界で初めてのレストラン」

に引っかかった私が調べたところ、

日本には映画から遡ること100年近く前に浅草に茶飯の店が出来たそうで、

映画の時代にはすでに高級料亭もあったとか。

江戸の食文化は負けていませんビックリマーク