韓国に実在する私設駅にまつわる家族の話。

 

 

2022年

線路はあるものの、駅がなく列車が停車しない村に住むジュンギョン(パク・ジョンミン)は、姉のボギョン(イ・スギョン)と毎日往復5時間かけて高校に通っている。彼の夢は村に駅を作ることで、機関士の父テユン(イ・ソンミン)の反対にもめげずに大統領府に54通の嘆願の手紙を出し続ける。クラスメートのラヒ(イム・ユナ)は、そんなジュンギョンの夢の実現に向け、さまざまな提案をする。シネマトゥデイより

 

通学時間はもとより、その道中が命がけの村。

線路を歩く途中にはトンネルや橋がある。

しかも村に続く道路が無い。

過去にも人身事故があったのです。

 

前半はジュンギョンが大統領に手紙を書いて村に駅を作ることを要望。

彼に気がある高校の同級生の女子も力になってくれます。

 

後半に入る前に私設駅は完成します。

あとは電車が止まるのを待つだけなのですが、

運転士(ジュンギョンの父)は止まってくれない。ガーン

 

もうひとつの問題は彼の自立と家族。

彼は数学の才能に抜きんでていて、

先生の推薦もあり、アメリカ留学の試験を受けることになったのです。

 

家族の問題というのは、彼と父親の確執。

何故か父はジュンギョンに冷たいのです。

息子はそれが自分のせいだと思っています。

でも、最後にそれは父自身の問題と分かります。

 

ネタバレは書きませんが、

ジュンギョンが小学生の頃に高校3年生だった姉。

6年後、彼は子役から別の俳優さんが演じていますが、

姉はそのまま同じ俳優さんです。

それには理由がありました。

 

最後の父親の告白で泣いたかたも多いようです。

父親がジュンギョンをずっと苦しめてきたように思います。

でも彼は父親を許すのです。

 

演じる俳優陣は詳しくないのですが、

父親役のソンミン氏がとても良かったです。

自分をミューズと呼ぶ可愛い子ちゃんは、

「少女時代」の女性だそうです。

 

因みに、実存する「両元駅」を調べたら、

住民たちがこの駅を作った理由は映画とは違いました。

その後は廃駅になったそうですが、今は観光電車が止まるそうです。

でも何よりもこの村に道路が出来て、

住民たちが線路を歩かなくてもよくなったのがホッとしました。ニコニコ

 

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