見逃していたのでレンタルDVD鑑賞
2021年
デンマークのごく普通の家庭で育った11歳のエマ(カヤ・トフト・ローホルト)は、地元のサッカークラブに所属して充実した毎日を送っていた。ある日、父親のトマス(ミケル・ボー・フォルスゴー)が女性として生きることを決め、両親は離婚する。エマがショックを受ける一方で、トマスはホルモン治療によって日増しに女性らしくなっていき、やがて性別適合手術を受けることになる。シネマトゥデイより
レズビアンのかたが子供を持った場合、
「ママが2人」になるのでしょうが、
トマスは元々男性として結婚し、子供たちを育てたので、
彼がトランスジェンダーで性別を変えたとしても、
娘たちにとっては「ママが2人」では無くて、あくまでも彼女はパパでした。
周囲の大人たちは、それを受け入れていますし、
14歳の姉カロも、学校で教育を受けて来たのか、
性転換したパパに大きな違和感は無く接していました。
でも11歳の妹エマはそれが中々受け入れられません。
友だちにもからかわれる。
まだ11歳、仕方が無いと思います。
時間が必要なだけでしょう。
ただ、夫婦としては上手くいかなかった。
妻は女性になった夫とは暮らせなかったのです。
妻の苦悩も分かるし、何よりパパ本人が今までどんなに苦しんできたのか、
2人の割り切った行動にエールを送りたいです。
女性になったけど大好きなパパ。
本当は近くにいて欲しい。
堅信式での場面はとても温かく、姉妹の関係もとても良かったです。
ブリトニー好きのお姉ちゃん。髪型が可愛い。
サッカー少女のボーイッシュな妹も、
姉の年齢になればまた思いも変わるはず。
タイトルのように、今の時代ではアブノーマルでは無くてノーマルな家族。
素敵な親子で素敵なファミリーの話でした。