フランス発。
50歳を一番上に35歳の末娘と3人兄弟のホームドラマ。
2021年
フランス・アングレームに住む弁護士のローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)には、二人の兄ブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)とピエール(ジョゼ・ガルシア)がいる。彼らは毎月一度亡くなった両親の墓前に集まっていたが、ある時二人の兄がけんかをして以来、険悪な雰囲気が漂っていた。そんな折、ローラは離婚調停の依頼人だったゾエール(ラムジー・ベディア)と恋に落ちる。
シネマトゥデイより
長男のブノワは50歳でバツ2。
子どもは無し。眼鏡店を経営。
おじさん好きの若い女性と目出度く結婚。
次男も離婚歴アリ。解体業だったが失職。
優秀で美少年の一人息子と暮らしています。
一方ローラは弁護士で35歳未婚。
仕事で知り合った男性と恋に落ちますが、
歳の離れた兄2人は気が気でない。
この三きょうだいの悲喜こもごものストーリーで、
それぞれ失敗や失言、また悲しいこともありましたが、
きょうだいの絆は大きく、頼れる存在でした。
長男役のジャン氏が本作の監督で、
この長男の言動が一番面白かったです。
サニエ嬢は、どの作品を観ても
「8人の女たち」から大きくなったな~と思ってしまう。
美しい女優さんです。
ローラの新しい恋人も含め、嫌なキャラも無し。
眼鏡店の客と長男のやり取りも可笑しい。
とても温かい作品で、最後も丸くおさまりました
ちなみに、フランスでは空港の女性職員が
ガムをくちゃくちゃ噛みながら客対応してもOKなのかしら
日本ではあり得ない。
最後の場面は次男ピエールが関わった高層ビルの解体場面を、
逆戻した映像でした。