リーアム・ニーソン主演の大人のラブストーリー。
アクション無しのリーアム兄さんです。
2019年
トムとジョアンは初老の夫婦。
一人娘を亡くしてから夫婦2人暮らしです。
ある日ジョアンは胸にしこりを見つけました。
妻の乳がんを夫婦で乗りこえた闘病物語です。
最初の20分はしこりを見つけてから診断結果が出るまで。
不安半分、癌では無いという期待半分の夫婦でした。
結果が出てからはお決まりのような癌の治療が始まります。
手術の後の化学療法、副作用の苦しみ。
そして乳房の再生。
ある日ジョアンは病院で昔の娘の先生に出会います。
彼は末期がんで、治療を続けるか迷っていました。
夫とは別に、患者どおしの思いを伝えることが出来ました。
患者にしか分からないことや共通点があり、
彼女には一時のいい友人が出来たのです。
この作品は乳がんの治療方法云々では無くて、
大病を夫婦で乗りこえる話です。
いら立つ妻と、抑えきれない夫。
でも夫が彼女を支え続けます。
化学治療の最中、夫は妻の手を握り続ける。
そんな光景は、日本の熟年夫婦にもあるのでしょうか。
子どもを亡くし夫婦2人だけの生活の中、
夫婦のどちらかが早くに亡くなってしまったら、
残った方の気持ちはどうなるのでしょう。
しっかり生きていくのは大変だと思います。
癌に罹った妻の方が何倍も苦しんだし何倍も強い。
それはどこの夫婦も同じなのでしょうか。
話とは脱線しますが、トムが紅茶ばかり飲んでいた。
病院の食堂でもポットで紅茶を飲んでいた。
イギリス人は本当に紅茶好きですね。
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