コリンさまの新作
この日は仕事が午後からだったので、
朝イチで観てきました
監督は「恋に落ちたシェークスピア」「女神の見えざる手」などのジョン・マッデン。
ドイツを欺くため、偽のスパイ死体に偽の秘密文書を持たせて海に沈めたMI5。
そういえばこの時代、以前はイギリス王を演じたコリン様、
今回はMI5でございます。
2022年
1943年。イギリスはナチス掃滅に不可欠なイタリア・シチリア攻略を進めるが、シチリア沿岸は固い防御が敷かれていた。そこでイギリス諜報(ちょうほう)部のモンタギュー少佐(コリン・ファース)らは、高級将校に見せかけた死体に「イギリス軍がギリシャ上陸を計画している」という偽造文書を持たせて地中海に流し、ヒトラーをだますという計画を立てる。作戦は進められていくが、ヨーロッパ各国のスパイたちを巻き込んだし烈な情報戦へと発展する。
シネマトゥデイより
実話を基にしたそうで、こんな作戦があったのかと驚きでした。
話の流れは、
任務に就かせる死体を探す
↓
死体に偽の人物を作り上げる(恋人も偽造)
↓
死体に持たせる偽の文書を作る
↓
チャーチル承認の下、死体を海に流す
↓
偽文書がナチスのスパイに渡るよう仕組む
↓
偽文書を信じさせる
と言ったところで、そこに作戦に関わる人物たちの人間模様が描かれています。
どの国にもいるのでしょうが、二重スパイどころか三重スパイまで暗躍。
また、ナチスの構成員ながらヒトラー打倒を企むドイツ人まで登場。
複雑な作戦ですが、
任務に就かせる死体探しの場面はコミカルでした。
この死体の男性、戦後は英雄になったそうです。
作戦が終わったとき、チャーチルが「成功」という言葉を使わず、
「消化」と言ったのが印象的でした。
ミンスミート作戦の他にも次々と作戦があったのでしょうね。
チームの一員にジーンという女性が登場します。
彼女と仲のいい連合軍の兵士がミンスミート作戦の下シチリアに出兵し、
上陸後シチリアの海を振り返る場面に感激。
後にこの2人は結婚されたそうです。
またチームの一員の少佐は小説を書くのが趣味ですが、
彼は007シリーズの作者、イアン・フレミングだというオマケ付き。
彼が職場でタイプ売っているのは007かも知れません。
コリンさまの制服姿は相変わらず素敵でした。
その弟役には「シャーロック」でマイクロフトを演じたマーク・ゲイティス。
提督役にはハリポタシリーズのジェイソン・アイザックスと英国紳士が大勢。
イギリスとドイツの情報戦。
2時間越えの作品ですが、何とか内容についていこうと必死に見入ったため、
あっという間でした。